あとがき


 お久しぶりです。

 丘野優です。

 本作もこれで三巻目となります。

 二巻に続き、手に取ってくださった方々、本当にありがとうございます。

 三巻においては、エルフたちの集落以外の、辺獄がどうなっているのか、また他種族に接触したりなど、内容が盛りだくさんとなっております。

 また、この一巻で倒された魔王の真実なども描かれており、面白く読んでいただけるのではないかなと思います。

 ただ、そういった内容ですのでかなり難産で、書くのに時間がかかってしまいました。

 多方面にご迷惑をおかけしきりで、それにもかかわらず本作を出版するのに尽力してくださった方々に厚く御礼を申し上げます……。


 あまり関係ない話かもしれませんが、今日までそこそこの数の物語を書かせていただき、出版させていただいてきたのですが、今になって物語とはなんだろうかということをよく考えます。

 書き方から始まり、題材の取り方、エピソードの関係性や、キャラクターの描き方、それ以外にも色々と……。

 こうして本を出させていただくまで、それなりの量をこなせばきっとそういったことについて悩むことがなくなる日が来るのだろうと漠然と考えていました。

 それなのにどうでしょう。

 今は以前よりも多くの悩みが積み上がるように目の前に重なっており、どれから処理したらいいのかわからないことばかりです。

 前よりも物語を描くのが上手くなったのかどうかすらも分からず、なるほど、小説家の道というのは厳しいなと今更改めて感じております。

 ただ、だからと言って書くことをやめようとも思っていなくて、それは今でも書くことは楽しいからです。

 いつの日にか、心の底から満足出来た、と言えるようなものがすんなり書けるような日が来るまで、苦しみながらコツコツ頑張っていきたいと思っております。

 その日まで、どうぞ丘野優をよろしくお願いします。

 それでは、またどこかで。

おかゆう