あとがき



 最初にこの本を手に取って読んで頂いた読者様。それから、制作に携わって頂いた、編集様、イラストレーターのとう西ざい様、校正者様、もろもろの方に感謝の意を。


 一巻で何とか生徒を助けた主人公。割と熱量の高い作品に仕上がったと思うのですが、じゃあその次にどうするのか。ここが自分の悩むところでした。

 当然主人公達も突然見知らぬ異世界に放り込まれたのです。まずこの世界にんでいかなければならないだろうと。そう言う話を書こうと思ったんですね。でもそうするとスローライフ物のようにまったりとした展開になってしまう。おそらくこの本を手に取る読者様はもっと熱いバトル物が読みたいんじゃないか。そこらへんは担当のはやし君からも指摘され、色々と悩んだものです。

 ああでもないこうでもないと、無駄な描写、多すぎる登場人物、睡眠時間、心、大事な何か。そんな色んなものを削ってシャープに仕上げ。それでいて単調にならぬよう話の奥行きは足していく。

 そして最後のクライマックスに向けて、一癖も二癖もある様々な登場人物達のエゴや思いが複雑にぶつかり合い、混迷していく中をしげの居合がいっせんする流れは、複雑で味わい深いきょう小説の雰囲気を少しでも表現できたら、と考えながら仕上げてみました。

 今回も編集の林君と共に、楽しんで執筆をさせて頂きました。同じように読者様も楽しめたと思ってくださったなら幸いです。

 この本が皆様のお手元に届くころにはおそらくコミカライズの方もスタートしていると思います。そちらも一緒に楽しんで頂けたらと思います。

 今回のあとがきは、ちょっと短めになってしまいましたが、願わくばまたこういった形で皆様とお会いしたいですね。

さかさぎり