「おっちゃーーん!!

 俺はクーファルと、ソール、アラウィン、アスラールと一緒に港まで来ている。

 そこで、ニルズを見つけて、手を振りながら駆け出した。後ろからオクソールとリュカとシェフがついてくる。ニルとユキはお留守番だ。

「おー、リリ殿下! 来たか!」

「おっちゃん! 来たよ!」

「おう! 元気だな!」

「うん!」

「シェフも来てくれたのか!?

「はいッ! またお世話になりますッ!」

「こっちこそだ! 女房達が世話になったな!」

「いいえ、お綺麗な奥様で、羨ましいです!」

「えっ、そうなの!?

「ガハハ! そうなんだよ! ガハハハ!!

 バシバシと、シェフの背中を叩いている。ニルズはやっぱ無敵だ。

「おっちゃん今日は何すんの?」

「今日か? 今日はな、また食べ方を教えて欲しいんだ。いいか?」

「ボク、何も知らないよ?」

「ガハハ! 何言ってんだ! リリ殿下ほど、物知りなのはいねーよ!」

「えー、違うと思うよ?」

「まあ、いいからいいから。取り敢えず、見てくれや」

「うん」

 ニルズに連れられて歩き出す。

「リリ? この者がおっちゃんなのかい?」

 クーファルがいつの間にか俺の横にいた。

「うん、兄さま。紹介します。おっちゃんです!」

 ジャーン!! と、俺はニルズを紹介した。両手のヒラヒラ付きだ。片足も半歩前に出している。