特大ホームラン
第二層には4つのフィールドがごちゃ混ぜになって存在している。
まずは草原と、川のエリア。ここにはゴブリンとキラーラビットが混在している。
次に林地帯。ここは先程の2種のモンスターが入り乱れて出現する場所と、モンスターが湧かないレアモンスター専用の場所の2パターンあり、この第二層にはどちらも4カ所ずつ存在している。
次に丘陵地帯。中央にクレーターが存在し、そのクレーター周辺を縄張りとするヒルズウルフが出現する。これも第二層に4カ所存在する。
最後に砂場地帯。砂とゴツゴツとした岩が転がり、ところどころ小高い岩山も存在している特殊なフィールド。ここもまた、やはり4カ所存在し、出現するモンスターの情報から誰も近付かない不可侵領域と化している。
「ここからがゴーレム地帯かー」
あと1歩踏み込めば砂場。
そんな距離まで近づいても、ゴーレムは目視出来ないでいた。
「本当にここにおりますの? モンスターの姿がまるで見当たりませんわ」
「ああ、いるみたいだな。アイラは感知できる?」
「はい。無機物ですから少し曖昧ですが……」
「十分でしょ。俺だってマップがなきゃ分かんないよ」
俺の『自動マッピング』にはハッキリと、その位置が赤い点となって記載されていた。どうやら、一番近いのはここから5mほど先の地点にいるらしいのだが、いると分かっていても、砂の中にいては分からない。本当にこのスキルの力は偉大だ。
正直、俺の冒険の大半は、このスキルの存在無くては語れないものとなっている。
「とりあえず姿を見ない事には始まらないよな。マジックミサイル」
赤い点が示す場所。砂の中目掛けて魔法を放った。
するとその瞬間、砂場が爆発した。
『ドゴォン!』
「きゃあっ!」
どうやら当たり所が良かったのか、中に潜んでいたゴーレムを倒したことで謎の爆発が起きたらしい。砂場にはぽっかりと穴が開き、そこにはドロップしたと思われるアイテムが散乱し、いつもの煙が吹き出していた。
アイラに取ってきてもらうかと思った所で、周囲の砂場が盛り上がった。咄嗟に身構えると、周囲の砂場から、砂で固めたような手や頭が飛び出してきた。
『グオオオオ……』
『オオオ……』
『ゴゴゴ……』
どうやら、今の攻撃で他のゴーレム達が目覚めたらしい。
連鎖的に反応しているのか、次から次へと湧き出てくる。地中から伸びてくる、というよりかは、寝転がった体勢から起き上がる様な感じだ。その範囲は広く、50mほど先の砂場からもその姿が確認できた。その数、20体とちょっと。
「もしかして、こいつら全員、俺をターゲッティングしてる?」
「そのようですね」
「冷静な回答ありがとう。『真鑑定』」
*****
名前:ゴーレム レベル:15
腕力:150 器用:20 頑丈:200
俊敏:10 魔力:10 知力:10 運:なし
装備:なし スキル:なし
ドロップ:ゴーレムコア、小魔石
*****
「くっそ偏ったステータスだな、こりゃ。集団で襲う点もそうだし、初心者には厳しいだろ……」
「何か攻略法があればいいのですが……」
ゴーレムは、手や頭と同様、全身が砂で固めた人形のような出で立ちをしており、体長は約2mほど。歩幅は大きいが1歩1歩踏みしめるようにゆっくりと進むらしく、その速度はシザークラブと同様に非常に鈍重だった。
威圧感はこちらの方が上だが。
地面は柔らかい砂の為、普通なら沈み込んでしまいそうだが、奴らの特性なのかそんなことにはならないようで、砂の上をしっかりと歩けている。ちょっとずるい。
そして身体の中央には、魔石に酷似した物が嵌め込まれていた。あれが恐らく、ドロップに記載されている『ゴーレムコア』なのだろうか?
「あのあからさまに怪しい奴って、もしかしなくても、もしかするのかな」
「はい。ご主人様の考える通りかと」
「そうですわね。恐らくアレがあることで、ゴーレムはゴーレムとして成立していると思いますわ」
「ふーむ……。そんじゃ、ここはコレの出番かな」
背負っていた『カイザーヴェイン』を手に持ち、魔力を消費して矢を番える。
『シュパッ! ドッ!』
『グオオオッ……』
矢が『ゴーレムコア』を貫くと、ゴーレムは身体を維持できなくなり、全身がボロボロと崩れ落ちていった。そして最後には煙となり、アイテムへと変わる。
「……強そうに見えて、弱点剥き出しの哀れなモンスターだったか」
「これなら、簡単そうですわね?」
「問題は近接戦だよな」
そう言いつつも、俺は見えている範囲にいたゴーレムを順番に射抜いて行く。
『ゴーレムコア』は成人男性の握りこぶしくらいの大きさくらいしかない為、対象が遠いほど狙うのが難しくなる。だが、『ゴーレムコア』は身体の中央部分から動かないし、連中の動作も鈍い為一般の冒険者でも数打てば当たりそうだった。
そうして勢い余って全て倒してしまえば、たったの20体少々にもかかわらず俺のレベルは4から8に上がっていた。
「どうやら、かなり経験値効率が良いみたいだな」
「遠くから安全に攻撃する手段さえあれば、楽にレベル上げができそうですね」
「ある意味、一番美味しいモンスターなのでは?」
「穴場という訳ですわね!」
「まあ、公開した途端穴場じゃなくなるんだけどね」
「そうでしたわ……」
ガーンとショックを受けるアヤネを撫でて宥める。
しかし、そうなっては俺の狩りにも影響が出るだろうし、そうなる前にレアモンスターとレアⅡ、それから強化体は済ませておきたい所だな。
「とりあえず、弱点は判明したし、楽に狩れる相手というのもわかった。アヤネ、今の撮ってたよな?」
「勿論ですわ!」
「それじゃ、次は近接戦を試そう。近距離で戦えるかどうかで、この狩場の人気度が変わってくるからな」
そうして俺を先頭に、砂地へと乗り込んだ。『自動マッピング』に映る赤い点を目指して、俺達は砂地を進んでいく。この砂地を歩いてみた感想としては、『ハートダンジョン』第二層の砂浜と、そう大差はなかった。
鈍重で、複数同時に絡んできて、高い防御力を備え、足場の悪い中、威力の高い攻撃を仕掛けてくる大きな敵。そう考えると、ゴーレムとシザークラブは共通点が多いな。あと、弓で簡単に倒せる点も。
砂地をズンズン進んでいくと、俺の足音に気付いたのか付近に潜んでいたゴーレム達がその姿を見せ始めた。じっくり見ていて初めて分かったのだが、連中はどうやら砂風呂のように寝転がっている訳でも無く、地面に埋まるように潜り込んでいる訳でもないらしい。露出したコアだけが地面の中に埋まっている状態のようだった。
そうして敵を感知すると、周囲の砂を集めてゴーレムの形を取る生態のようだ。なので死ぬときは、コアからのエネルギーを保てず、ゆっくりと力尽きていく。生物としての死を持つシザークラブと違って『即死する訳ではない』為、弓による即殺戦法を実行しても、周囲のゴーレムが目覚めてしまうのだろう。
まあそれで困るのは『自動マッピング』で常に敵の位置を把握出来る俺くらいのもので、普通は先手を取る事すら難しいだろうけど。
そう考えていると、一番近い位置にいたゴーレムが目の前にやって来て、両手をハンマーのような形状に変えて、叩きつけてきた。
「おっと」
『ドゴッ!』
とりあえず剣1本で受け止めてみたが、なるほど。パワーもそれなりにある、と。
「第一層『ホブゴブリン』の、『怪力』並みの威力はあるな」
「左様ですか。では、平均的な盾役冒険者で、レベルが20前後あれば、問題なさそうですね」
俺は『ミスリルソード』でガードをしたまま、目の前で怪しく光る弱点を『御霊』で貫いた。たったそれだけで『ゴーレムコア』からは煙が噴きだし、ゴーレムはただの砂へと変わり果てていく。
「接近戦でも問題なし。それじゃ、一気に狩っていくぞ。念のため動画は回しっぱなしで」
「はいですわ!」
「回収はお任せを」
◇
歩いて呼び起こしたり、先手必勝作戦をしたりしていると、とあることに気が付いた。どうやらゴーレムの感知範囲は、前者よりも後者の方が広く届く事がわかった。
まあ、先手必勝しちゃうと砂地が爆発するからなんだが。
アヤネの見解によると、本来使用されるはずだったゴーレムの形を作るための力が、行き場を無くした結果爆発するらしい。彼女のいう通り、ゴーレムとして立ち上がった奴らはどんな方法でコアを破壊しても爆発はしなかった。
正直、広い範囲のゴーレムを呼び起こす先手必勝戦法の方が楽なのだが、そうやって倒した場合、最初の1匹目のドロップが砂に埋もれてしまうというデメリットがあった。そんなアイテムさえ、アイラは律儀に拾ってくれていたため、彼女は気付けば砂まみれになっていた。
「……ごめん」
「お気になさらず。これも私の仕事ですから」
「今更だけど、砂に沈んじゃったものは拾わなくても……」
「ご主人様、『ゴーレムコア』の市場価格はご存じですか?」
「え、いや……」
「1個5万です」
「ぼろ儲け!?」
「とても貴重な素材で、かなり難易度の高いダンジョンからでないと中々お目にかかれません。このコアはゴーレム種の中では一番格が低いものですが、それでも珍しさと希少性、更には有用性からこの値がついております」
「……ドロップ率は知らないけど、多分数日中に値下がりしそうだね」
「そうですね。少なくとも現時点で100%ドロップですから、『俊足』のスキルオーブよりは確率が高いのでしょう。後輩たちの懐が潤うかもしれません。その分、多少の危険はあるかもしれませんが」
遠距離攻撃持ちがいれば楽に狩れて、盾役がしっかりしていれば前衛だけでも勝てる相手。それが確率不明とはいえ高額素材をドロップする。
これは、第二層が賑わいそうだな。
そして、賑わいの果てにずっとゴーレムを狩り続けて、運悪くレアモンスターが湧いてしまった時のためにも、動画にその姿を収めてやらないとな。
「あ、ご主人様。今ので100体です」
「おっと」
俺は残っていたゴーレムを素早く弓で倒し、煙の行末を見守る。煙はいつものように膨張すると、砂地の中央にある岩山の方へと動き出した。その動きは緩慢なため、マップと照らし合わせながら3人で追いかける。
「2人はあの煙、見えてるか?」
「見えませんわ!」
「恐らく『運』が10以下では、条件の適用外なのでしょう」
「そうかー」
そうして小走りで追い続けると、煙は岩山の中腹で急停止し、更なる膨張をし始めた。そして中から現れたのは、全身が石で構成された3mを超える巨人だった。
*****
名前:ストーンゴーレム レベル:35
腕力:450 器用:50 頑丈:600
俊敏:20 魔力:200 知力:10 運:なし
装備:なし スキル:鉄壁、城壁、砂塵操作Lv1
ドロップ:ゴーレムコアⅡ、大魔石
*****
「うへぇ、硬そう……」
『ゴォォォォ!』
ところでこいつら、何処から声を出してるんだ?
「今までは砂だったから何とかなってたけど、石ときたか……」
ステータス差を考えれば問題ないとは思うけど、俺、今のステータスを十全に使いこなせてないからなぁ。コイツの攻撃を、俺は果たして受けられるのか?
『ゴォォォ!』
……とりあえず、やるだけやってみるか。
俺はおもむろに近付き、まずは脚を狙う。
『ガガッ!』
幸いにも斬りつけた剣が刺さったまま抜けない、なんて事にはならなかったが、脚の一部が欠けただけで行動の阻害にはならなさそうだった。奴は俺の攻撃に反応したのか、通常種とは比にならない反応速度で片腕を振り下ろしてきた。
『ドゴンッ!』
両手の剣をクロスさせ、正面から受け止める。覚悟して構えていたのだが、今まで受けたことのない重みに思わず歯を食いしばった。
「ぐぬぬぬ……!」
『ゴオオオ……!』
確かに瞬間的なパワーは今までのモンスターとは比較にならない一撃だった。だが、恐ろしいのは振りおろしからインパクトの瞬間まで。そこから先はステータスが物をいう世界だ。純粋な力比べになった場合、この程度の膂力、恐るるに足らん。
それに、足元が砂地でなくて助かった。踏ん張りが効く以上、普段と同じように相手を押し返せる!
「ぜりゃっ!!」
『ゴッ!?』
一気に力を解放し、その巨体ごと切り払う。すると『ストーンゴーレム』がたたらを踏み、バランスを崩したので、その無骨な脳天へと盛大に跳び蹴りをくれてやった。
奴は勢いをそのままに、豪快な音を立てて大の字に倒れ込む。
砂の時と違って石の身体は融通が利かないのか、再構成しての立ち上がりなどは行えないらしい。奴は必死に起きあがろうと、情けないくらいジタバタともがいていた。
「ふぅー……」
しばらくそのまま待ってみるも、どうやら本当に起き上がれないらしい。アキ仕込みの空中回転蹴りが役に立ったな。昨日の復習の時に、このステータスに加えて『身体超強化』と『体術』があれば割と簡単に出来ちゃうかも。と、アキから期待の籠った目で見られたからには、カメラの前で披露せざるを得まい。
決まって良かった。
「アヤネ、アイラ」
「「はい」」
とどめを刺す前に、2人に攻撃をしてもらう。
『ゴォ!? オオッ……!』
その様子をじっくり見て思ったが、やはり魔法はダメージの通りが良いらしく、アヤネが放ったビッグウィンドボールは見事に敵の片腕をズタズタに引き裂いた。
対するアイラも、武器と本人の能力、そして技量の高さからか、2本の短剣で反対側の腕をなますぎりにしていた。
反面、俺が切り付けた脚の傷は、一部が欠けてはいるものの、まだまだ歩行する分には問題ない程度の傷跡でしかなかった。前方に向かって勢いをつけた上での攻撃だったのに、ここまで明確な差が出ると凹むな。
やっぱ、本格的に力の出し方を修行した方が良いんだろうな……。
「旦那様?」
「あ、ああ、ごめん」
「ご主人様、ご心配なさらずとも、私に考えがあります」
「そうなの? じゃあ任せようかな」
アイラは俺の不安を読んだのだろう。彼女がそう言うのなら、任せてしまって良いかもしれない。俺はさっさと『ストーンゴーレム』の身体に乗り上がり、その中央にあったコアを剣で貫いた。
『ゴォォ……』
【レベルアップ】
【レベルが14から55に上昇しました】
うーん、微妙に足りないな。
「よっと」
地面に降り立ち振り向くと、コアからは煙が噴き出し、その全身は粉々に砕け、砂へと変わっていく。そして小さな破片となったその身体は、砂塵となって景色の一部となり消えていった。
だが、溢れ出た煙は消える事も四散する事もなく、その場に残り続けていた。
「旦那様~!」
いつものようにアヤネが飛び込んでくるので、抱きしめて撫でる。
はぁ、癒される……。
「今日の旦那様、とってもパワフルでしたわー!」
「あはは。まあ、いつもは攻撃を避けるもんなぁ」
「でも、ご無理はなさらないでくださいましね」
「ああ、気をつけるよ。ありがとう」
「えへへ」
俺達は岩山を少し降り、煙から距離を置いた。
次が出たとしてもすぐに対処できる距離としては、このくらいあれば十分だろう。ゴーレム→ゴーレムと来て、いきなり別種が来るとは思えないし、今までの傾向からしてデカくなるか凶悪になるか、両方か。
どうくるかね。
「あ、そう言えば。さっきの『ストーンゴーレム』だけど、スキルに『砂塵操作』ってのがあったよね。使ってこなかったように思うけど、どんなスキルか分かる?」
「はいですわ。あれは旦那様がお持ちの『水流操作』の砂バージョンですの。自分の周囲にある砂をある程度自由に操れるのですわ!」
「恐らく、使わなかったのではなく使えなかったのかと思われます。周囲に砂のない岩山の上で出現した為、操る砂が近くになかったのが原因と思われます」
「なるほど」
それを聞くと、中途半端な位置が出現ポイントに設定されたモンスターが哀れに思えてくるな。それにしても、岩山か……。周囲を見渡してみれば、確かにどこもかしこも岩、岩、岩。砂地までは少し距離があった。
というか今まで考えないようにしてきたが、この階層の宝箱はどこにあるんだ? 昨日と今日とでそれなりにこの階層をグルグル回ってるつもりだけど、一向に緑のアイコンが出てこないぞ。
最悪のパターンとして、第一層のように特殊条件の下で出現するタイプか、もしくは『ハートダンジョン』の第一層の様に宝箱とは別の形で存在しているかだが……。
そうなったらお手上げなんだよな……。協会に頼んで人海戦術という手もあるけど、なるべくこの話は広めない方が良さそうだし、それに資格がないと見つけられないなんて条件もあるかもしれないわけで……。うーん、どうしたものか……。
『ゾワッ!』
不意に、俺は心臓を掴まれたかの様な衝撃を受けた。
その大元は、明らかにあの煙から発せられている。俺が今まで倒した中で、一番の強敵は『甲殻騎士』か『ワーウルフ』だと言える。けれど、連中との戦いは慣れたもので、もう1度戦えと言われても剣でも弓でも楽に勝てるだろう。
だが、あの煙から感じられる圧力は、それ以上の恐怖が浮かんだ。まだ『初心者ダンジョン』の第二層だというのに、あれ以上の敵が現れるというのか……!?
煙は一瞬の内に膨れ上がり、中から軽やかに岩の巨人が現れた。
『……』
その体躯は優に5mを超え、見上げた先には人間の頭ほどの大きさのコアが埋められていた。そのコアが怪しく光ると、巨人はゆっくりと俺達へと頭を向けた。
*****
名前:ジャイアントロックゴーレム レベル:70
腕力:850 器用:500 頑丈:1200
俊敏:400 魔力:1000 知力:50 運:なし
装備:なし スキル:剛力Ⅲ、怪力Ⅲ、阿修羅、鉄壁Ⅳ、城壁Ⅳ、金剛体、砂塵操作Lv3、破壊の叡智
ドロップ:ゴーレムコアⅣ 特大魔石
*****
「桁違いの化け物か……」
これは、久々に死闘になりそうだ。
「アイラ、アヤネを頼む!」
俺は返事を待たずに岩山を駆け上がり、目標の下へと向かった。
あの巨体で攻撃されたらひとたまりもない。
まずは俺に釘付けにさせる!
「『紅蓮──』」
スキルを行使しようとした瞬間、俺の視界は岩に覆われた。
「えっ」
不意の変化に戸惑うが、視界を覆うその全ては、紛れもない『死』そのものだった。
身体よ動け! これは、敵の攻撃だ!
「ぐっ!?」
咄嗟に剣をクロスさせるも、踏み止まる事はかなわずそのまま上空へと打ち上げられる。