どうやって過ごしていたか、あまり記憶はないけれど。

「自分を労うのとは違うのかしら?」

「さらにその上ですね。今のように心までお疲れだと、労うだけでは足りませんよ。わたしがお手伝いしますので、ご安心ください」

「ふふ、有り難いわね」

ヘレンが両腕を広げるので、遠慮なく抱き付く。

柔らかい胸へ顔を埋めると、三歳どころか幼児退行してしまいそうだった。

(同性の接触は禁止されてなくて良かったわ)

もしされていたら、補佐役を辞退していたかもしれない。