書き下ろし後日譚① 村へのお土産探し
それからさらに数日が経って、私たちは、アルの鱗などの買い取りが済んだという連絡を受けた。これでやっと、ルルド村に必要な物を調達出来るのだ。
「ねえアル」
「どうした?」
私たちは朝食を済ませたあと、二人で一緒に城の庭にあるベンチに腰を下ろしていた。
「資金が出来たんでしょう? だったら、私たちでもわかる、村に必要な物を王都で買って、持って帰ってあげたらと思うのよ」
「ああ、確かにそれはいい。それと、王都なら職人もたくさんいるから、なんならオーダーメイドとかも可能かもしれない」
そう言われて、獣人と比べて小さなゴブリンたちの姿が目に浮かんだ。
彼らはルルド村の既存の住人たちのクワなどを借りて農作業をしている。慣れない子はクワの重さにバランスを崩しそうになることもしばしばで、見ていて正直危なっかしかった。
「ゴブリンたちが住人に加わるんでしょう? だったら、彼らの身の丈に合った農具とかはないかしら?」
私が尋ねると、アルが顎に手を添えて「うーん」と考え込む。
そうしてしばらく待つと、アルがポンと手を叩いた。
「あ! ハーフリングたち向けの農具が合うかもしれない!」
ハーフリングって、ルルド村の雑貨店で店主をしていた、ちょっと小さい人たちよね?
確かに彼らは背丈が低い。そして、その丈はゴブリンと比較的近いものだった。
「あの村には、ハーフリングはお店にしかいなかったわ。だから、彼ら向けの農具はなかったのかもしれない」
「でも、王都なら品揃えは桁違いだ! この国にはハーフリングだけで集落になっているところもある。農具もきっと彼ら向けのサイズがあるはずだ!」
「「そうね(だ)!」」
と互いを指差し合って、彼らのための農具を買いに行こうと決まったのだった。
◆
そうはいっても、なんでもかんでもアルが王都のことを知っているわけではない。むしろ、考えようによっては、お城にいるはずの王子様が、王都の街歩きに慣れていた方が不自然だろう。
ちなみに、アルは警護兵の目を盗んではよく城を抜け出していたのだという。
けれど、私たち二人で王都の街を散策することについては、ご家族揃って賛成してくれていた。
「アルは立派に聖竜としての力を手に入れたのだから、自分の身も、彼女の身も守れるだろう」
そう言ったのはお父さま。
「彼女は可愛いから、変な男に絡まれるかもしれない。もしそうなったらしっかり彼女を守って、いいところを見せるんだぞ!」
そう言うのはお兄さま。あんまり、そういう場面に出合いたくはないですよ?
「アルが行きたい場所じゃなくて、女性が心を躍らせるような場所にお連れした方がいいんじゃないかしら。心配だわ。気の利いたお店を紹介した方がいいかしら……」
そう悩んでいたのはお母さまだ。
アルの類稀なる力が開花したこともあってか、ご家族は私たちが街を歩いても大丈夫だろうと判断したようだった。
少し話が逸れたわね。話をルルド村のゴブリンたちの農具に戻そうかしら。
そんな街に慣れたアルでも、さすがに農具を取り扱っている商店なんて知らないらしく、お城勤めの役人さんの中で商人ギルドとの伝手がある人に、商店のある場所を確認してもらっていた。
そして今、その役人さんが書いてくれた地図付きのメモを手にして、私たちは街中を歩いていた。
「地図によるとこのあたりなんだけど……」
アルが手に持ったメモとあたりの店の看板を見比べながら歩いていて、私は隣で彼の歩調に合わせて歩いていた。
「農具のお店……」
このあたりだというので、私も一緒になって周りの店舗の看板を見て回る。
「あれ?」
そこに、それらしい看板を見つけたのだ。
その看板の端には、クワと思しき絵と、いかにもドワーフの職人といった人物の顔が描かれていた。
「ねえ、アル。あれ……!」
「あ、店の名前も合ってる!」
私たちは、「見つけた!」と目を合わせて喜び合って、ハイタッチしてから店の中へと足を運ぶのだった。
「こんにちは!」
「農具について相談したいんですけど……」
私たちは、店に入って店主を呼ぼうと店の奥に声をかけた。
「ん? 誰だい?」
奥から出てきたのは、表の看板に描かれていた人物そっくりのドワーフのおじさんだった。
低い背丈にがっしりとした骨格の筋肉質の体。モジャモジャとクセのある髪の毛に、たっぷりの鬚。頭には帽子をかぶっている。
「この店の店主さんかな?」
アルが彼に尋ねた。
「ああ。俺はブラド。農具作りの職人で、この店の店主だ。何の相談だい?」
「俺はアルフリート。この国の第二王子だ。彼女はチセ。二人で、辺境にある小さな村の開拓の手伝いをしたいと思っているんだ。そこで農具の相談に……」
「え!? 王子様が俺の店にいらしたのかい?」
アルが説明を言い終わる前に、店主は驚きの声を上げて目を瞬かせた。そして、アルの側頭部についている竜族のツノをじっと見つめた。
すると彼は、服の皺を直したりホコリを落としたりと、慌てて身なりを整えようとしだした。
アルはそんな店主を慌てて制した。
「待て待て、そこまで慌てなくてもいい。俺たちは普通に店に農具を買い求めに来ただけなんだから!」
「そうですよ! あんまりかしこまられたらお話が出来なくなっちゃいます!」
しばらく私たち二人で店主を宥めていると、店主はようやく落ち着きを取り戻した。
「王子様がご来店だなんて、ぶったまげたよ」
そう口調も戻った店主が、店の奥にある、座って相談が出来る場所へと案内してくれた。
私たちは案内されたテーブルと椅子のセットに並んで座る。店主は私たちに向かい合うように反対側に腰を下ろした。
「おーい、母ちゃん! 茶を三つ頼む! うちで一等いい茶葉使ってくれ!」
私たちのいる場所のさらに奥にある部屋に向かって、店主が叫んだ。
「はーい。わかりましたよ!」
「母ちゃん」と呼ぶからには彼の奥さんなのだろう。奥から女性の声で返事がした。
「さてと。で、相談事ってのはなんでしょう?」
店主がぐいっと私たちの方へ身を乗り出してきた。
そう問われて、私たちは顔を見合わせる。そして口を開いたのはアルだった。
「俺の管轄になる辺境の小さな村がある。そこは、ゴブリンを村民として受け入れようとしているんだ」
「ほう! ゴブリンが村民に。それは珍しいですな」
顎鬚を撫でながら、興味を持った様子の店主が頷いている。
「そのゴブリンたちは、私の背丈よりも低いんです。だから、普通の農具だとちょっと大きくて重そうで、危なっかしいんです」
だから、彼らの体格に合った農具が欲しいのだと私が話を持ちかけてみた。
「確かにそんな体じゃ、他の種族たちが使う一般的な農具じゃ辛いだろうなぁ」
納得がいった様子で、店主が再び頷いた。
「それだったらハーフリング向けの小型の農具と言いたいところだけど、あいつらは割と体つきはしっかりしている。その村のゴブリンたちは、腕っ節やら腰は安定しているのかい?」
そうして店主に尋ねられてどう回答しようか思案していると、先ほど声をかけられた店主の奥さん(?)が、私たち三人にお茶を配って、また奥へと去っていった。
せっかくだからと、彼女が淹れてくれたお茶を三人で飲んで一息つく。
「ふう。このお茶、美味しいです!」
そのまんまというわけではないのだけど、そのお茶の渋みが日本茶を思い出させて、ちょっとほっこりした気分になった。
「それはよかった。うちのかみさんは大のお茶好きでな。これも珍しいんだと言ってあれが買ってきた物なんだよ。……って、話が脱線したな。ゴブリンたちの体格についてだったっけか」
再び問われて私とアルは顔を合わせた。そして私が話すと頷いてみせた。
「ゴブリンたちは、足も腕もかなり細いです。元々食べ物が不足していたらしいので、痩せているのかもしれませんが……」
「そうすると、少し軽いのを作ってやってもいいと思うが……あ、そうだ」
はたと思いついた様子で、店主が膝を叩いた。
「王子様、お嬢さん。予算に余裕はあるかい?」
ん? 突然なんだろう?
そう思って、私は思わずアルと顔を見合わせた。
ちなみに、アルのツノと鱗はいい値段で買い取ってもらえたので、予算は潤沢すぎるほどだ。
「ああ。予算は余裕があると思うが……もしかして、何かいい案でもあるのか?」
アルが身を乗り出すと、店主も身を乗り出して顔を寄せた。
「馬かロバですよ。そんな華奢な奴らが頑張って自分の体を動かしても効率が悪い。やつらにああいった物を引かせて、畑を耕すんだよ」
そう言って、大型の金物が置いてある場所の中の一つの品を指さした。
「あれは馬に引かせるタイプの
店主の提案に、私たちは笑顔で顔を見合わせる。
「ねえ、アル。予算は馬かロバを買えるぐらいあるかしら?」
「ああ、もちろん!」
私たちは、家畜と農具を合わせて購入することに決めたのだった。
ああ、農具はゴブリンたち用だけじゃなくて、既存の村人たち用のも買い求めることにした。クワの他にも、草刈り用の鎌や、汎用性の高いシャベルやスコップもまとめて注文するのだった。
◆
そしてまた別の日。
先日農具店で注文した品の中には、一部ゴブリン用に軽く扱いやすく調整した物を特注したので、日にちがかかると店主に言われている。
だから、その間に今度は家畜を買い求めに行こうと再び街に出たのだ。
やはり家畜を取り扱う店などはアルも知らないようで、私たちは再び役人に書いてもらった地図頼りで目的の店を探していた。
でも今度はそんなに難航はしなかった。
あれよ。
家畜の独特の匂いってあるじゃない?
それで、こっちだ! ってわかったのよね。
「こんにちは!」
私たちは、馬やヤギといった家畜が繫がれている建物の横にある、「いらっしゃいませ」と書かれている看板が吊るされている扉から、店舗らしい家屋の中に足を踏み入れた。
「おう、いらっしゃい!」
分厚く丈夫そうな生地で出来たエプロンを身につけた、熊獣人のおじさんが気さくに返事をしてくれる。
「農耕用の馬かロバを買いたいんだけど、相談に乗ってもらえないか?」
アルが話を振ると、熊獣人の店員が快活そうな笑顔で笑う。
「おお、まかせろ! 家畜の品揃えはうちが王都一だと自負してる。ああ、俺はここの店主だ。よろしく」
「俺はアルフリートです」
「私はチセです」
互いに挨拶の握手を交わして、店舗の中に案内された。
中に入ると、応接用らしいソファに座るよう勧められたので、遠慮なく腰を下ろす。店主は私たちの向かいに腰を下ろした。
「で、相談ってなんだい?」
店主が野太い声で私たちに問う。彼は体格も良くて一見怖そうな見かけだけれど、目元に皺が寄って表情は優しげだ。
「辺境のルルド村って場所を開拓したいんです。ゴブリンっていう、これくらいの小さな背丈の種族が村人に加わることになって……彼らは他の種族と比べると非力なので、その開拓作業に馬かロバを使いたいと思ったんです」
私は説明しながら、手のひらで「これくらい」とその背丈を指し示す。
「農具店の店主に相談したら、小さくて軽めの農具を作ってくれるということになったんだが、効率が悪いから馬かロバに引かせて畑を耕したらと提案されたんだよ」
私の説明に補足するようにアルが言葉を付け加えてくれた。
「おや? その村に馬かロバは一頭もいないのかい?」
「「はい」」
「そうだねえ。じゃあ、馬やロバといっても色々種類がいるからちょっと見て選んでもらおうか」
私たちは三人で家畜小屋へ移動することになった。
「大きいのから、小さいのまでたくさん!」
家畜小屋には、馬の他にも牛やヤギといった他の動物もいる。そして、案内された区画には、様々な体軀の馬、たとえると前の世界でのサラブレッドのような馬やポニーのような小さくてがっしりとした馬、その中間とも言える非常に逞しくがっしりとした馬までとりどり揃っていた。
「お客さんたちの話じゃ、家畜を扱うのはゴブリンという小さな種族なんだったね。だったら、彼らが怖くないように、親しみの持てる小さなやつがいいんじゃないかな?」
そう言って店主の案内でさらに小屋の奥に進んでいくと、ポニーよりも一回りほど小さいロバが二頭並んでいた。
「こいつらなんかはどうだい? ハーフリングたちが好んで使う、ミニチュアロバって言うんだよ。馬よりは少食だし、餌に悩むことも少ないだろう。ちょうど今オスとメスが揃っているから、相性さえうまくいけば繁殖させることも可能だ」
そう説明を受けて、なんとなくその子に触れたくなって、私はそのペアの一頭の頭に恐る恐る手を差し出す。
「ブヒン」
ロバはそう鳴いて、私に鼻梁を擦り付けてきた。残る一頭も撫でてくれと言わんばかりに、自ら鼻先を寄せてこようとする。
「気性も穏やかそうじゃないか」
アルが、その様子を見て満足そうに頷いた。
「ああ。こいつらは気性が穏やかなのも特徴だ。小さな種族相手でもうまくやってくれるだろう」
私たちの満足そうな様子を見て、店主が太鼓判を押してくれた。
私たちはその子たちをペアで買い受けるための契約を店主と交わした。ロバたちは、納品の前にもう一度健康診断を受けさせるそうで、後日お城に納めてもらい、代金もアルの資金を預かってくれている役人から受け取ってもらうことになった。
ちなみに、最後に契約をするまでここの店主にはアルがこの国の王子様だっていうことを言い忘れていたから、店主は「失礼はありませんでしたか」とか言って、大慌てしていたのはあとになってみれば笑い話だ。
◆
そうして、日数が過ぎていって、特注品を含めた農具とロバが、私たちが滞在する城に納められた。別途取り寄せていた食糧や種などもだ。
ルルド村に連れていくロバたちは、厩舎の端を仮の宿として元気に過ごしている。
「これで、村へのお土産も揃ったな」
「うん!」
私とアルは満足げに顔を見合わせて笑った。
他にも、牛やヤギといった乳を与えてくれる家畜も買おうかと悩んだのだけれど、まずはこれで行こうと二人で決めた。追加で欲しい物があれば、また買いに来ればいいのだから。
そうそう。ロバを連れていくにしても、
「ロバが怖がって暴れて怪我をしたりしないかしら?」と思って尋ねると、なんでも眠りの魔法をかけて、運ぶ間はおとなしく眠っていてもらうのだという。
そういうニーズはそれなりにあるらしく、家畜店の店主の知り合いに眠りの魔法を使える人がいるそうだ。だから、帰途につく日に、ロバに魔法をかけてもらう約束も取り付けてある。
◆
そんなある日、私が滞在させてもらっている客室にアルが訪れた。
「手紙が届いたんだ」
すでに開封されている封筒をかざしてみせるアルの顔は、喜色に溢れていた。
「良い知らせ?」
その顔色からそうだろうと思いつつも、私はアルに尋ねた。
「ああ!」
私は、アルを部屋の中にあるソファに誘って、二人で並んで座った。
「それで誰から? なんて書いてあったの?」
私が尋ねると、アルが封筒の中から二つ折りにされた便箋を取り出した。そしてそれをアルが開く。
「ガルドリードだ。……あれから色々、考えているらしいんだ」
そう言われて、私はルルド村を襲った黒い竜のことを思い出した。
「彼は、なんて言っているの?」
そう尋ねると、アルは私に便箋を渡してきたので、私はその便箋に書かれた字を追った。
その手紙は一枚だけの短い手紙。
それはまず、感謝の言葉から始まっていた。
家族や黒竜族を連座にしないでくれたことや、自分に機会を与えてくれたこと。そしてガルドリードが今置かれている環境と、そこで過去のことも含めて色々考えていること。それとともに、これから自分に何が出来るかなどを模索していることなどが綴られていた。
最後に今までのアルへの非礼のお詫びの言葉。そして、私たちやルルド村の人たちにも申し訳なかったと伝えて欲しいと締めくくってあった。
「いつか、和解出来るかな」
手紙を返そうとすると、アルが私に尋ねてきた。
「そうなるといいね」
「ああ」
起きてしまったことは、なかったことはならない。アルとガルドリードの二人の間の諍いも、ガルドリードの犯した罪も。
だけど、ここが少しでもみんなにとって優しい世界であって欲しい。そして良い方向へ、優しい未来へと変わっていって欲しい。
ガルドリードにも、自分を省みて罪を償いながら生きる、新しい人生を見つけて欲しいと、私は願うのだった。
◆
そうして、懐かしいルルド村に帰る日がやってきた。
「みんな喜んでくれるかな!」
私たちは、竜の発着場にもなっている、城の屋上にいた。
荷運び用の大きな木箱におとなしく入っていき、眠りの魔法をかけられるロバ。そして、農具が入った木箱を前にしながら、私たちは感慨に耽る。
「きっと、こいつらが村の助けになってくれるさ」
そう言ったアルの手が私の手を掬い取った。
その彼の手の温もりも、王都に滞在する間に馴染みのあるものになっていて、私はそれを素直に受け入れた。きゅっと優しく手を握られる。
「帰ろうか」
「うん。私たちの村と、アトリエに、帰ろう」
瞼を閉じると、スラちゃん、メイプル、ソックス、そして村の人たちの顔が浮かぶ。必要な物を調達するためとはいえ、村を発ってからだいぶ日にちも経っていて、彼らに切実に会いたいと、懐かしく思うのだった。
「じゃあ、俺は姿を変えるから、あっちに行くな」
そう言って、繫いだ手を解いたアルが、屋上の中央へと走っていく。その場に居合わせた兵士たちにアルが何事か話しかけると、兵士たちはその場を離れて散り散りに散っていく。きっと、竜に変化することを伝えたのだろう。
あたりに人がいないことを確認すると、アルが人型を解いて竜へと変化していく。
アルの皮膚が段々と黄金色の鱗に覆われ、背に翼が生え、その体軀が大きなものへと変わっていく。何度見ても、荘厳な光景で、私は思わずため息をつく。
「では、荷を固定しましょう!」
アルの変化が終わったのを見てとって、周囲で待機していた兵士たちが出立の準備に取りかかり始めた。
農具や食糧、畑に植える種にする豆や芋などを納めた木箱は、アルの背に括り付けられる。そして、雌雄のロバが中で眠っている木箱は、アルの首からぶら下げた。
「では、チセ様!」
背中に括り付けられた木箱の前に私は座る予定だ。荷物のセットを終えた兵士が、私がアルの背中に乗りやすいように、踏み台をアルの横に添えてくれた。私はそれに頼ってアルの背中に乗る。
「アル! 準備オッケーよ!」
腰を下ろす位置を定めてから、私はアルに声をかけた。
「よし、じゃあ飛ぶぞ!」
バサッと聖竜の姿のアルが翼をはためかせる。そして、一気にルルド村目指して大空を駆けていくのだった。