その美しさに思わず見入ってしまう。全体的に細身の身体ではあるが、しっかりと鍛えられているのがよく分かり、腹筋もうっすらと割れている。胸も女性らしい丸みを帯びており、意外とお尻は大きいのが分かる。そこから伸びる太ももは見るからに柔らかそうで、これまで何度か触れた女性器も目に入ってきた。
「キヨカ……?」
「もう。裸でいるの、結構恥ずかしいんだからね……!」
「あ、その。なんで……というか、そういうのは結婚するまでは……」
しないはずではなかったのか。動揺しつつも生殖器に血流が集って硬さを増していくのを感じつつ、頬を染めるキヨカの目を見つめる。
「あら。皇国はもう解散するのでしょう? つまり私は武家のキヨカではなく、ただのキヨカということよ」
「えぇ……」
「言っておくけど、帝国人に身体を触れられるくらいなら私は舌を噛むわ。そんな私の身体に触れられる男性はヴィルだけなのよ? ……女にここまでさせて、恥ずかしいと思わないのかしら?」
どうやら本気らしい。どうしてキヨカがいきなりこんな行動に出たのかは分からない。
これで最後だと予感しているのか。それとも離れ離れになる前に、痕跡を残すことで思い出が欲しいのか。単に落ち込む俺を見ていられないと慰めたくなったのか。
本当のところは分からない。だがここでこれ以上理由を問うことほど野暮なことはないだろう。
キヨカの言う通り、女性にここまでさせて何もしないのは、男としてもどうかと思う。
何より俺自身がキヨカを抱きたい。もしかしたら最後になるかも知れない彼女との触れ合いでその体温を感じたい。しっかりとその身体に痕跡を残したい。
お互いに別々の道を行くことが決まっているからこそ、その思いが加速度的に
「ん……っ」
俺はキヨカの唇に吸い付いた。先ほどのキスとは違い、唇を開いて舌を口内へと侵入させる。キヨカも俺の舌を受け入れ、積極的に自分の舌を絡めてきた。
「んむ……っ。ん、んちゅ……ぅ……」
お互いに舌を擦り合わせ、唾液を混ぜ合わせていく。キヨカも興奮しており、唾液まみれの舌を俺の口内へと入れてきた。
俺は唇でキヨカの舌を挟み込み、吸い付きつつも舌先で絡めていく。キヨカはそんな俺の舌を貪るように唇を密着させ、唾液を送り込んできた。
「ん、ぁ……っ。んむ、ん、ぁふ……」
キヨカが舌先で俺の上あごをなぞり、そのまま歯茎を舐めてくる。そんな舌を捕まえるように俺も舌を絡ませにいくが、俺の口内で2つの舌がいやらしくうごめき、さらに興奮を高めていった。
何度も唇の角度を変えてはお互いに動物のように貪り合う。2人して立ったままキスを続けていたが、ここで俺は両手をキヨカの尻へと回す。そしてその柔らかな肉を揉みしだいた。
「んんっ! ん……ん、ぁ……」
意外と大きい尻を揉みつつ抱き寄せる。こんなにしっかりとキヨカの尻を揉んだのは初めてだ。尻肉に指先が沈む感覚がして気持ちがいい。
上では濃いキスを続けながら、下は存分に尻肉を堪能する。俺はキヨカの尻肉を左右に引っ張り、肛門を広げるような手つきで力を込めた。
強引に尻穴を露出させ、尻の割れ目に指を這わせてみる。その瞬間、キヨカが唇の結合を解いて距離を取った。
「ちょっと……! ど、どこ触っているのよ……!?」
さすがに尻穴を弄るのは恥ずかしかったらしい。俺も興奮に任せて欲望のまま触っていたが、反省はしない。キヨカの身体は隅々まで知っておきたいのだ。
キヨカの抗議をあえて無視し、俺も服を脱ぎ捨てる。そうしてお互いに一糸まとわぬ姿となった。
肉棒は既に怒張しきっており、不気味に脈を打っている。こんな時でも目の前の女に欲情してしまうのは、それだけ生存本能が強く刺激されているからだろうか。
とにかくキヨカを犯したくて仕方がない。俺の欲望を受け止めてほしい。そんな思いがまったく隠せていない。
キヨカもかつてないくらいに大きくなっている肉棒に視線が向いていた。
「ヴィルのおちんぽ……すごく大きくなってる……。それに……苦しそう……」
「ああ……確かに苦しい……むしろ痛いくらいだ……」
「ふふ……そんなに私を抱きたいんだ? 楽にしてあげる……」
そう言うとキヨカは俺の前でしゃがみこみ、そのまま口を開いて肉棒を口内へと収めた。
「う……!」
敏感な亀頭に熱い舌が這ってくる。たっぷりの唾液で湿らせた舌はスムーズな動きで肉棒に絡みついてきた。
キヨカは器用に舌で亀頭を擦ってくる。亀頭は舌のザラつきを敏感に感じ取っており、俺の腰を何度もビクつかせていた。
キヨカはそんな俺の反応を上目遣いで見てくる。凛々しい武家の娘が俺のモノを咥えこみ、上目遣いで見てくるのは反則的な可愛さがあった。
だがただ可愛いだけではない。キヨカの口淫は行う度に上達しているのだ。それは今回も例外ではない。
硬くした舌先で尿道口をほじくってくるし、そうかと思えばしっかりと裏スジを伝ってくる。また右手で肉棒の根元を押さえ込み、左手で玉袋を撫でてきていた。多方面から加えられる刺激にたまらず、俺は何度も腰をビクつかせてしまう。
「くぁ……! き、きよか……そ、そこは……!」
「んじゅる……ん、じゅぷ……」
キヨカは容赦なく顔を前後させ、俺の肉棒をしごいてきた。しっかりと咥えこみ、亀頭は彼女の頬の内側を突く。おかげでキヨカの右頬は肉棒に突かれて伸びていた。
それにしても……なんて美味しそうに俺の肉棒を頬張るんだ……!
「んむぅ……っ。ん……ん、はぁ……」
味わいつくしたと言わんばかりに、キヨカはゆっくりと口を離す。彼女の舌と俺の亀頭の間には透明な液体が糸を引いていた。
外気に触れた肉棒がビクンビクンと痙攣している。あともう数秒咥えられていたら、間違いなくキヨカの口内に精を放出していたことだろう。
「どう……? 少しは楽になったかしら……?」
「……余計に痛くなった」
「そうなの……? きゃ……!?」
キヨカの両肩を掴み、そのまま敷布団のある方へ押し倒す。仰向けで寝転がった彼女の両脚を掴むと、大きく左右に開かせた。
股には形の整った綺麗な女性器がしっかりと見えていた。キヨカも口淫で興奮していたのだろう、少し濡れているのが分かる。それに女性器の真下に見える尻穴。これもヒクついており、俺の欲望を煽ってきていた。
「そんなにしっかりと見ないで……恥ずかしいわ……」
「キヨカの身体、ちゃんと見ておきたい。恥ずかしがらずに全部見せて……」
「ん……っ」
キヨカの膝裏を掴んだまま、俺は顔を彼女の性器へと近づけた。この距離でしっかりと見たのは初めてになる。
「キヨカ……すごく綺麗だ……」
「い、言わなくていいわよ……」
うっすらと生えた陰毛、左右対称な美しさを持つ女性器。いつまでも見続けることができそうだ。
早くここに挿れたい。キヨカと繋がりたい。そんな欲望を押し込み、俺はもっとよく見てみたくて吐息のかかる位置まで顔を近づける。そして衝動のまま、伸ばした舌でスジをなぞった。
「きゃっ!? ヴ、ヴィル……!?」
なんて柔らかさだ……! それに直に嗅ぐメスの臭い、頭がクラクラする……!
俺は夢中になってキヨカの性器を舐めまわした。舌先でスジをスライドさせ、最も敏感な部分に吸い付く。
「んひぃっ!? そ、そこ……! きたないから……! やめて、ヴィル……はぅぁっ!?」
じゅるじゅると音を立て、キヨカのクリトリスをいやらしく責め立てる。舌先で押さえ、焦らすように周囲をなぞっていく。そうかと思えば不意に吸い付き、そのままクリトリスの側面を舌先で擦っていく。
そんな俺の愛撫にキヨカは一々反応を示していた。腰を大きく震わせ、両手で頭を掴んでくる。
だが俺はもっとキヨカに感じてほしい。いろんな反応を見せてほしい。俺の舌でたくさん気持ちよくなってもらいたい。
キヨカも口淫をしている時は、こんな気持ちになっているのだろうか。なんとなく口淫が上達している理由が分かった気がする。俺ももっと自分の舌で、彼女に感じてほしいと思っている。
「ひゃんっ!? あ、んふぅ……っ。や、だめぇ……そこぉ……あぁんっ! なに、これぇ……っ!? だめ、だ、んぁぁ……っ!」
ずっとクリトリスばかり弄っていたが、ここで舌を少し下へとスライドさせる。そして舌先でキヨカの尿道口をまさぐり始めた。
「あひゅぅっ!?」
何度も彼女からされたことだ。やっぱりキヨカも感じるらしい。満足した俺はさらに舌を動かし、いよいよ膣穴へと侵入させた。
「ん……っ。は、はいって……くる……ヴィルの舌がぁ……」
今やキヨカの穴は際限なく愛液をこぼし続ける蜜穴と化していた。鼻腔にオスを誘う強烈な香りが襲いかかってくる。俺は誘われるままに舌を埋め、内側から膣肉を擦っていった。
「はああぁぁ……っ!? 舌、いやらしぃ……」
舌で膣肉のヒクつきを感じとる。しばらく蜜穴の感触を楽しんでいたが、ここで舌を引き抜くと再度クリトリスに吸い付いた。
「ああんっ!? ひ……っ!?」
ひときわ大きくキヨカの腰が跳ねる。さっきとは感じ方が変わったのか、明らかに声も甲高いものに変わっていた。
両手でしっかりとキヨカの足を押さえ込み、股を開かせたまま舌先でクリトリスを舐めまわす。舌で側面をなぞり、ゆっくりと歯を押し当ててみた。
「いぎゅぅんっ!? はぅ、ぁぁ……っ! それぇ……や、だめぇ……っ!」
クリトリスにキスをし、大唇陰と小唇陰の隙間に舌を這わせる。するとキヨカは腰を跳ねさせ、誘うようにくねらせてきた。
「ヴィルぅ……っ! も、もう……おかしく、なっちゃうぅ……っ! は、ぁあんっ!?」
キヨカの声に余裕がなくなってきている。衝動のまま責めすぎてしまったかも知れない。俺はゆっくりと顔を離すと、彼女に視線を合わせた。
「はぁ、はぁ……。も、もう……いつまで、なめてんのよぉ……」
キヨカは唇の端からよだれを垂らしており、両目はトロンとしたものになっていた。初めて見る彼女の表情に胸が高鳴る。
「ヴィル……も、もう準備はできているから……。ん……っ。そ、そろそろ……挿れて……?」
「…………! キヨカ……!」
もう我慢できない。今日まで何度この時を夢見てきたことか。
俺は肉棒を掴むと、キヨカの性器に押し当てる。そして膣穴に添えると少し上下させて愛液を馴染ませていった。
「キヨカ……本当に……いいんだな……?」
「ん……いいよ……。いっぱい……ヴィルを感じさせて……」
亀頭を膣穴の入り口に押し当て、ゆっくりと腰を前に進めていく。眼下ではキヨカの女性器が俺の肉棒を飲み込んでいくところがよく見えていた。
「んぃぃ……っ! ぃあ、んんんん……っ!」
キヨカは両目を閉じて歯を食いしばり、俺の侵入を耐えてくれていた。亀頭はぴっちりと閉じた膣道を強引に押し広げ、どんどん最奥部を目指して突き進んでいく。
途中何度も堅い抵抗を感じたが、その度に俺は力を込めて腰を前に進めていった。キヨカは歯を食いしばり、首を左右に振っている。
「んぁぁぁぁ……っ! い、ぎいぃぃ……っ!」
「キヨカ……すまない、俺も動きを止められないんだ……!」
「い、いぃ、からぁ……そのまま、きてぇ……! ん、あああぁ……っ!」
半ば以上入ったところで、彼女の腰をがっしりと掴む。そして一気に根本まで突き入れた。
「あひぃっ!? は……っ!? あ、か……は……っ!? ひ、ぎぃぃ……っ!? はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……っ」
「くぅ……! き、キヨカ……全部……入ったぞ……」
「はぁ、はぁ……っ! ほ、ほんとう……!? んん……っ! よ……よかったぁ……」
初めて男を迎え入れた聖域は、肉棒に快楽というよりも痛みを与えてきていた。あまりのキツさと抵抗感に、痛覚の方が刺激されているのだ。
俺は根本まで挿入した肉棒を動かすことなく、キヨカに覆いかぶさる。そしてお互いに至近距離で見つめ合い、自然と舌を出し合ってキスをした。
「ん……んむぅ……ん、ちゅぅ……」
上から唾液を流し込んでいく。キヨカは俺の唾液を自分の舌に絡ませ、飲み込んでくれていた。彼女の舌に吸い付き、ねっとりと互いの舌を擦り合わせる。
「ん、ふぁ……んむ、ん、ぁ……」
どれくらいの時間が経っただろうか。ずっとキヨカに体重をかけたままキスを続けていたが、だんだん彼女の膣穴が柔らかくなってきているような……そんな感触が肉棒から感じ取ることができた。
今も変わらず締め付けてきているのだが、挿れた直後に比べると余裕ができたような気がするのだ。
そっと唇の結合を解く。互いの舌と舌の間には透明な糸が引いており、キヨカの口周りは俺の唾液でよくテカっていた。
「キヨカ……動くぞ……」
「うん……ん、あぁぁっ」
ゆっくりと腰を引く。キヨカの膣肉は肉棒に絡みついてきており、張ったカリで引っかけているのか、思わず背筋が震えるほどの快楽が襲いかかってきた。
「ん、ぁぁ……っ! ふ、うぅ……!」
亀頭が外に出るか……というタイミングで、再び彼女の中へと侵入していく。どちらかと言えば肉棒を突き入れる方がスムーズに動かすことができた。
開いたばかりの膣道を再び押し広げ、最奥部を目指していく。俺がキヨカに覆いかぶさっていることで、彼女の膣口は上向いており、俺は重力に従って腰を下へと下ろしていった。
「んいぃ、んああああ……っ!」
再度根本まで挿入し、深い結合を果たす。キヨカが俺の全てを受け入れてくれている。この事実に深い満足感と安堵、支配欲が満たされていた。
「はぁ、はぁ……」
「大丈夫か……?」
「ん……っ。へ、へいき、よ……。不思議だけど……いたい、というより……うれしい、の方が大きいから……」
キヨカはうっすらと瞳に涙を浮かべていたが、その表情は悲しげなものではなかった。
「ヴィルの好きに動いて……私の身体に……あなたの感触をしっかりと感じさせてほしい……」
「………………!」
これまで俺はギリギリのところで衝動を食い止めていた。だがもうだめだ。他ならないキヨカが俺の性衝動に火をくべてしまった。
「ああ、んぁぁっ! ひ、いぎいぃぃ……っ! は、ああ、ん、いひぃっ!?」
気づけば俺は両手でキヨカの両手首を押さえつけ、存分に腰を上下に振っていた。
真上から曲がりくねった膣道をまっすぐに貫通させ、最奥部を突き上げる。獣欲を隠すことなく、亀頭でキヨカの胎を何度も抉っていた。
「んひ、あぁんっ! ヴィル……は、はげし……っ! んぁ、はぁっ!?」
この身体に俺という男をしっかりと刻み込みたい。絶対に忘れることのないように、強く深く傷を残したい。そんな気持ちで何度も何度もキヨカの胎を突き続ける。
メスの両腕を押さえ込み、上に覆いかぶさって腰を振るその姿は、第三者から見れば獣そのものだっただろう。
男を受け入れたばかりの膣肉は痙攣を繰り返し、俺の肉棒にこれまで感じたことのない快楽を与え続けてきた。部屋には性器を擦り合わせる淫猥な音がよく響いている。
「ん、ひゅぅっ!? あ……っ!? は、んんんん……っ! ~~~~、っあ……っ!?」
途中からキヨカはずっと歯を食いしばっていた。本当はもっと優しくしたい。こんな表情をさせたいわけではない。
だがこの声を聞く度に俺の性衝動は強く揺さぶられる。到底優しくなんてできない。ただただ欲望のままにキヨカの身体を蹂躙し、消えない傷を刻み込みたい。そんな嗜虐心めいた感情が湧きたってくるのだ。
それは納得できない現状や不安といった感情をそのままぶつけているかのようだった。
「く、うぅ……っ! きよ、か……!」
性器を強く摩擦し合い、獣のような腰つきで秘穴を蹂躙していたが、硬く反った肉棒はビクンと脈を打った。ほとんど同時にキヨカの膣穴も狭くなり、うねりながら肉棒に絡みついてくる。
「んぁ、は、あぁ……っ! い……いい、から……そのま、まぁ……っ!」
キヨカは食いしばっていた歯を開け、吐息交じりに訴えかけてくる。
「いちばん、おくで……っ! そのまま、だしてぇ……っ!」
「………………!」
この意味が分からない俺ではない。キヨカは俺の感情を理解した上で、その全てを受け止めようとしてくれているのか。あるいは彼女も、理不尽な現状から生まれる感情を、俺との性行為で昇華させたいのか。
抱いてと言ってきたキヨカの目を思い出す。
本当ならお互い、こんな形で繋がることを望んではいなかったはずだ。
「くぁ……!」
気づけば腰を振りながらも、俺の目からも涙が出てきていた。より一層力を込めて腰を落とし、体重任せに亀頭で最奥部を抉りこむ。
「はぐぅぅぅっ!?」
しっかりと根本まで挿入したところで腰の動きを止め、逃がさないとばかりに押さえ込んでいたキヨカの両手首に握力を込める。
そうしている間も欲望はどんどん肉棒を上ってきていた。膣内で脈を打つ度に猛スピードで尿道が拡張され、熱が先端部へと向かっていく。
亀頭はしっかりとキヨカの胎に密着していた。外しようがない体勢と角度、そして深さ。このタイミングで膣穴はキュッと締まり、一気に窮屈な穴になる。それは間違いなく俺の肉棒から欲望を解き放とうという動きだった。
そして。しっかりとお膳立てされ、俺の肉棒はキヨカの一番深い場所で、欲望のままに精を解き放つ。
「んひ……っ!? ぁ…………か、はぁ……っ!?」
「く、うぅ……っ!」
狭苦しい膣内で、俺の肉棒は際限なく暴れ回っていた。ビクンと跳ね、その度にどんどん精を放出していく。
思う存分にキヨカの中に欲望を吐き捨てているという充足感。彼女の胎に俺の精を覚えさせたいという征服欲。今は現実なんて考えずに、ただこの欲望に身を任せていたい。
キヨカはしっかりと股を開き、俺の欲望をその身で受け止め続けてくれていた。
「はあぁ、んん……っ! なかで……ヴィルが……すごく、あばれてる……。は、んぁぁっ!? はぁ、はぁ……すご、い……あ、つぃ……」
結婚するまでは決して性行為を許さなかったキヨカが、初めての性行為で俺の子種を胎に納めている。
そんな彼女がさっきより愛しく思えていた。射精中だからか、性衝動もピークを越えたようだ。
強い快楽に酔いしれつつ、長い長い射精が続く。気づけば俺はキヨカに全体重をかけて覆いかぶさっていた。どうやら少しの間、意識が飛んでいたらしい。
キヨカはそんな俺の背中に手を回して撫でてくれている。
「……落ち着いた?」
「…………あぁ」
射精の波はすっかり収まっていた。肉棒に感じるキヨカの体温がとても心地いい。いつまでも甘えたくなる。
「たくさん……出したわね。赤ちゃん、できているかもよ……?」
「キヨカ。もう家格とか関係ない。結婚しよう」
「皇国がなくなっても、私は高い女なの。それに結婚してすぐに長い別居が続くなんて、私はいやよ」
互いにやるべきことがある。それは分かっている。分かってはいるが、言わずにはいられなかった。
「もし子ができていたら……」
「ちゃんと私が立派な武人に育てるから心配いらないわ。ヴィルはマヨ様をお連れして草原を目指すという栄誉を得た身。己の使命も全うできない男は私の夫にふさわしくないわよ」
「………………」
キヨカなりの強がり……でもないか。これは彼女の本心だろう。ここまでしても彼女を妻に迎えるには、いくつものハードルを越えなければならないらしい。
「……必ずマヨ様を草原までお連れする」
「当然よ」
「だから……キヨカ。死なないでくれ」
「……当然よ」
結合していたお互いの性器がわずかに柔らかくなり、狭かった穴も弛緩する。俺は身を起こすとゆっくり肉棒を引き抜いていった。
「ん……っ!」
結合が解かれると、亀頭と膣穴の間は白い糸で繋がっていた。ヒクつく膣穴からは朱色混じりの白い粘液がゴポリと溢れてくる。
左右対称で綺麗な形を保っていたキヨカの性器は、俺の生殖器に蹂躙されたことによって、やや形を変えていた。
「本当にすごい量……。どれだけ出したの……?」
「正直、自分でもよく覚えていない」
「ふふ……そんなに私の身体で興奮したんだ?」
キヨカは満足気な笑みを浮かべると、身体を起こしてその場で四つん這いになる。そして何かを探すように周囲を見渡していた。
「えぇと……布はこのあたりになかったかしら……?」
ドロドロに汚れた性器を拭くための布を探しているのだろう。俺の視界にはお尻をこちらに向けて、小さく左右に振りながら布を探しているキヨカが映っていた。
「………………」
形のいい尻と、そこから伸びる悩ましい太もも。そして股には今も俺の精液を垂らしている女性器。
どうやら相当な量の子種を吐き出していたらしい。ヒクつく膣穴からは時折塊となってベチャリと精液がこぼれている。
あの穴で先ほどまで感じていたキヨカの温もりがもう恋しくなっている。また彼女の体温を感じたい。
そう考えた時には、既に俺の肉棒は硬さと大きさを取り戻していた。
「ああ、あったわ。これで……ヴィル?」
俺はキヨカに近づくと、両ひざをつけた状態で彼女の腰を掴む。そしてためらいなく肉棒を再び淫穴へと突き入れた。
「んあぁぁぁっ!? ちょ……ヴ、ヴィル……! なに、を……」
「もっとキヨカを感じていたい。このまま……俺の子を孕ませたい」
「…………! ヴィル、き、今日はどちらかと言えば安全な日だから……ああんっ!?」
四つん這いのキヨカを後ろから犯す。柔らかな尻肉は俺の腰振りをしっかりと受け止めてくれていた。
「は、あぁ、ひゅぎぃぃっ!? な、なんで……っ!? お、おとこの、ひとはぁ……いちど、だしたら……あぅっ!? ま、まんぞく、するんじゃ……」
「まだまだ足りない……! もっとキヨカとこうしていたいんだ……!」
「そ、そんな……はぁんっ!? ひ……あ、いぅんっ!?」
大量の精液を吐き出した直後だからか、さっきよりもスムーズに腰を動かせていた。腰を振って膣肉にこびりついた精液を肉棒でかき出していく。
腰を引けば互いの体液が交じり合った粘液が糸を引いていた。部屋に充満する臭いもすごく濃いものになっている。
体位が変わったことで、肉棒で感じる膣穴の感触がさっきと異なっていた。角度が変わったことで擦れやすい位置が変わったのだろう。
それはキヨカも同様なのか、膣肉は痙攣を起こしつつ肉棒を締めつけてきていた。
「ああ、んぁっ! や、だめぇ……う、うしろから、なんてぇ……」
後背位で腰を振っていると、さっきよりもより獣の交尾感が強くなった。がっしりと腰を掴み、思うままに腰を振るう。
何度も俺の腰に打たれたせいで、キヨカの尻はやや赤くなっていた。
「はぅおぉ……っ! んあぁぁ……、く、ぁ……っ! いぅんっ!?」
反った肉棒で膣壁を擦り上げ、最奥部を突き上げる。もっとキヨカの体温を感じていたい。その思いは肉棒をより硬くさせ、遠慮することなく快楽を貪っていく。
腰を打ち付ける音の間隔がだんだん速くなっていくのが分かった。
「ヴィル……! お、おまん、こ、そんなにぃ……こ、こすらない、でぇ……っ」
このままキヨカを孕ませたい。俺の子種で妊娠させたい。この胎で俺との子を作りたい。
そんな身勝手なオスの欲望は、一度膨れ上がると自分では抑え込むことができなくなっていた。
「んひゅぅっ!?」
キヨカの腰を強く引き寄せ、根本までしっかりと挿入したところで腰の動きをピタリと止める。
最も深い位置で繋がったタイミングで、肉棒は再び欲望を充填し始めた。熱く狭い膣内でビクンと脈を打つ。
そして俺は腰に触れるキヨカの尻肉の感触に興奮しながら、二度目となる射精を開始した。
「はぐうぅぅ……っ! んぁ、はああぁ……っ! ~~~~……っ!」
キヨカは両こぶしをしっかりと握りこみ、全身を小刻みに震わせていた。
後背位でメスの胎に子種を吐き出すという行為は、自分が本当に獣になったような気がしてゾクリとした背徳感がある。
「はぁ、はぁ……! んん……っ! ま……また……たくさん、だされてる……」
膣肉はビクつきながらも肉棒に絡みつき、独特な収縮リズムで射精をサポートしてきていた。これに甘えるように、生殖器はなんの遠慮もなくキヨカの胎に欲望を吐き捨てていく。
そうしてねっとりと中に出し切ったところで、ようやく肉棒は脈動を止めた。
「はぁー、はぁー……おなか……あつい……ヴィルのが……ずっとなかにいる……」
しばらく結合し続けていたが、肉棒が柔らかくなったところで、名残惜しさを感じつつも引き抜く。
二度目となる射精を受けた淫穴は、栓がなくなると即座に出したばかりの子種を吐き出した。
空気の混じった淫猥な音が鳴り、白い塊がビチャリと床に落ちる。キヨカは腰を震わせながらその場でうつ伏せに倒れた。
「んん……っ! こし……うごかせ、ない……」
うつ伏せのままがに股になっており、広がっていく白い液だまりを見ては支配欲が満たされる。
キヨカは手足をビクンと震わせ、腰は小刻みに痙攣を繰り返していた。ようやく彼女と一つになれたことで、昂奮しすぎていたのかも知れない。
(性衝動とはこれほど凄まじいものだったのか……)
俺も不慣れなところがあったのは否めない。まだまだコントロールできる気もしないが、武人としてしっかり飼いならさなければという気もある。
そんなわけでどうにか三度目の衝動は抑え込み、俺は濡らした布でキヨカの身体を拭いてやったのだった。
そうして俺はキヨカと別れの挨拶を済ませた。……くそ!
「くそ! くそ! くそ! くそぉ……!」
気づけば路地裏に入り、俺は壁を殴りつけていた。悔しいのだ、たまらなく。情けないのだ、この上なく。
ようやくキヨカと深い関係になれたのに……という思いもある。想いを交わした彼女と別々の道を行くことになったことは、まだ自分の中で消化しきれていない。
(どうして……どうしてこうなった……!)
キヨカの温もりを知った今だからこそ、さみしさやむなしさ、やりきれなさが心を支配していた。
分かっている。俺も彼女も最後まで武人らしくあろうと決めた。互いの道に武人としての
キヨカ自身、皇都に残るからといって決して死ぬつもりはない。今生の別れだとは考えていない。再会の可能性はゼロではないし、俺自身もあきらめはしない。
しかしだからといって、ここでキヨカと別れることに納得しているわけじゃないんだ……!
俺は……帝都を追われたあの時とは違い、自分の居場所を守れる強さを身に付けたのではなかったのか……!?
どうして大切な居場所を失い、逃げるのか。なぜだ。どうして俺はいつも奪われる……!?
「立場……強さ……?」
帝国にいた時は、俺が皇帝一族だったために狙われた。そして力がなかった故に母上を守れなかった。
今は強くなったのに、武人という立場ではどうしようもなく時世に抗えない。俺が身に付けた強さは……なんだったんだ……?
答えは出ない。いや、出せない。これまでの人生を……身につけた強さを疑うことになりかねない。それは自分自身を否定することになる。
そんななんと言ったらいいのか分からない感情を胸に、俺はカーラーンさんと師匠の待つ屋敷へ向かった。
◆◇◆◇◆◇
(予想よりも皇国人の帝国に対する敵意が強い……な)
アドルドンは幕舎の中で思考を深めていた。やはり皇国人と帝国人はその考えや性格が大きく異なる。
片や大陸に版図を広げ続けてきた大国、片や領土野心を持たず独自の文化を形成してきた小国。
両者違うと言うのは当たり前と言えば当たり前だが、普通なら降参する場面でも、皇国人はたとえ死んでも最後まで戦う……という者が多いのだ。
「アドルドン様。いかがされましたか?」
幕舎には今、アドルドンの他に2人の指揮官がいた。それぞれ3つに分けた軍の1つを指揮し、皇都まで部隊を率いてきた者たちだ。アドルドンの信頼する腹心たちでもある。
「皇都占領後のことを考えていた」
「……このままではレジスタンスを生み出しかねませんからね」
「皇国を支配したがために、今度はこの地から内乱が起こる……そんな事態は避けねばなりません」
アドルドンも皇国の情報を集めてはいても、皇国人の性格までは意識していなかった。
今さらではあるが略奪は一切行わず、敵に対しても礼儀を尽くす態度を示しておくべきだったかも知れない。
彼ら……特に武人は勇敢で武を貴ぶ。戦いにおいて高潔な思想……と言っていいのかは分からないが、ただ蹂躙する帝国人とは争いに対して抱えているものが違うとは感じる。
帝国のやり方では、彼らの心をますます硬化させるだろう。
「……皇族は全員生かして捕えよ。決して手荒な真似はせず、丁重に扱うのだ」
「はい。皇都に来るまでに思い知りましたよ。皇国人は皇族を心から慕っている」
「もし帝国人が皇族を害せば……皇国民は全員が死兵となって襲い掛かってくるかも知れません」
そうなっても勝つのは帝国軍だ。だが必要のない被害を受けるのは必至。せっかく手に入れた土地の立て直しにも莫大な予算と時間を取られることになるだろう。
まだ帝国統一も成っていないのに、こんなところで練度の高い貴重な兵力を失うわけにはいかない。ここまで鍛え上げるのにかなりの時間と物資、資金がかかっているのだから。
「これが帝国の地方領主との戦いであれば、初戦の敗北で即座に降伏していたであろうに……な」
「ええ。圧倒的不利が分かっていても、決して折れずに立ち向かう……。特に武人は大陸においても精強な兵と言えましょう」
「聞いていた通り、強力な身体能力向上の刻印術を持つ者も多いですしね。辺境の小国だと侮っていました」
刻印を持つ者が発現する能力は、ほぼ身体能力向上系だ。そして皇国人は、帝国人の刻印持ちよりも優れた強化を行う者が多い。
鉄剛重装隊は特に身体能力の強化に優れた者を集めた部隊だが、既に彼らの中からも何名か死者を出していた。信じられないことに、黒鉄の鎧ごと斬られたのだ。
「おそらくあの武器……カタナにも秘密がある。あれだけ戦い続けているのに、折れた物はほとんど見ておらん」
「確かに……。あのような細身の曲刀、少し盾で防げば簡単に折れそうなものなのに」
「それに切れ味がすさまじい」
これまで皇国と関わってきた国は少なく、かつ皇国人自身もあまり国外に出ないので、彼らの文化についてはよく伝わっていないのだ。
「しかし……そういうことであれば、マイバル殿を北に配置したのは正解でしたね」
「ええ。あの方であれば、皇都に入るなり略奪をしかねません。それはより強い皇国人の反発を生むでしょう。何よりも皇族に対して丁重な扱いができるとは思え……いえ、なんでもありません」
「ほとんど言っておるではないか」
ふ……と、幕舎内に柔らかい空気が流れる。アドルドン自身、これ以上マイバルの行動にかき回されたくないので、彼を皇都の北に配置したのだ。
戦いが始まっても皇都の北側に距離を詰めるだけで、決して中に入らないようにと言ってある。
また武人の強さを知った今、やはり帝国のためにも彼らが欲しいとも思う。彼らを上手く新生帝国軍に取り込めれば、帝国統一も早くなる。そしてそのためにも皇族は絶対に殺すわけにはいかない。
反乱の芽にもなりえるが、武人をコントロールするための人質にもなるのだから。
「降伏勧告を打診しに行った使者は、明日の夕方に戻ってくる。何かするにせよ、それからだ。それまでは絶対に勝手な行動はとるなよ」
「はっ!」
「心得ております。……もし使者が戻ってこなかった場合は?」
「その時は……2日後。皇都へ進軍を開始する」
いくら皇国を評価しているとは言え、それとこれは話が別だ。
それに鉄剛騎士団の目的はアマツキ皇国の占領。これこそが第一目標であり、それ以外の目標は優先順位が下がる。
アドルドンは2人とあらゆる事態を想定し、またそれに応じた対処方も勘案していく。そして今後の方針をしっかりと定めたところで、腹心2人はそれぞれの指揮する部隊へと戻っていった。
(さて……一番いいのは、このまま降伏してくれることだが。その可能性は1割くらいか)
そして次の日。今日戻ってくる予定の使者の返答次第で、帝国軍がどう出るか決まる。マイバルはそんなことをボゥっと考えながら珍しく早起きしていた。
幕舎の隅には鎖で拘束された10人もの皇国人女性が裸で転がっている。使者の返答を待つまでの間、することもなく暇なので、昨日は昼から部下たちとずっと幕舎でまぐわっていたのだ。
時間の感覚がおかしくなり変な時間に寝たため、普段ならまだ寝ている時間に目を覚ましてしまった。
「……ふん」
空を見ても日が昇るかどうか……といったところだ。外は真っ暗ではないが、完全に明るくなるまでしばらく時間がかかるだろう。
起きてしまったものは仕方がない。マイバルは幕舎に転がっている女の中から適当なのを選び、朝勃ちを鎮めようと考える。
そして1人の女に手を伸ばそうとしたところで、幕舎に人が入ってきた。
「マイバル様!」
「うん?」
見ればそこには私兵のブリスが立っていた。
ブリスは戦場でもよく働き、いつもマイバルに美女を連れてくるため、今では随分とお気に入りになっている。
「なんだ、おまえもヤりすぎてこんな時間に目を覚ましたのか?」
「え……ええ……。そ、それより! 先ほど川に顔を洗いに行ったのですが……! 皇都北部から、武装した少数の集団が出て行ったのを見たのです!」
「なに……?」
まだ日が昇っていないのにもかかわらず、皇都を出る集団。しかも武装しているということは、平民だけではない。こんな時間にわざわざ北へ抜けるということは。
「でかした……! 間違いない、皇族が逃げるつもりだ……!」
「ええ、俺もそう思います。やたら周囲を警戒している様子でしたし、我々の軍を大きく迂回する道を進んでいましたから」
「すぐに兵士どもを起こせ! 騎士団よりも先に手柄をたてるのだ!」
「……いいのですか? 使者が帰るまでは軍を動かすなと……」
「どうせ帰ってこん! 今日が返事の日だが、帰ってこないものとして我らは動く! そもそも辺境の皇国人ごときに、時間を与えてやる必要もないのだ……!」