花音の髪を留めている一つと、花音が詩穂の髪に留めてくれた一つ──二つのヘアピンが
すべての闇を消し去らんとするかのように。
「詩穂……ありがとね……」
目も開けていられない
「大好きだよ、詩穂……」
光が
花音に
「こ、これって……」
その身は星衣に包まれていた。
星守の証である
「神樹様が……?」
だがきっとそうなのだろうと信じた。
花音を強く想う気持ちが神樹に届いたのだろうと──
「か、花音ちゃんは!?」
急いで起き上がった詩穂が見下ろす先で、彼女もまた星衣となっていた。
「ない……キズが、ない……」
「ん……んんっ……」
もぞもぞと身じろぎした花音がそっとまぶたを開く。
「あ、あれ……?」
急に痛みから解放された花音が
「詩穂……? なにがどうなって……」
「花音ちゃんっ!!」
起き上がろうとした花音に詩穂が
「痛くない? どこかケガはない?」
「だ、
「どうして私たち、星衣になってるの?」
「分からない……でも今はそんなことどうでもいいっ! 花音ちゃんが目を覚ましてくれた、それだけで、それだけで、私は……」
「ぐ……ぐるじい……」
でもその目にヘアピンが──詩穂の髪に留まったヘアピンが映った瞬間、安心したように詩穂が小さく微笑むと、彼女の背中をそっとなでた。
「もうっ、なーにやってるのよ、二人とも!」
そんな二人にうららが声をかけた。
花音と詩穂が
「みんな……イロウスの相手をしてたんじゃ……」
「消えちゃったわよ!」
詩穂が元に戻ってくれたこと、花音が無事であったこと、その
「消えた……?」
「はい、お二人が光り
心美が首を
「
「アタシたちもなにがなんだか……」
「ええ、あんなにいたのに……」
みき、昴、遥香も急展開についていけていなかった。
「でもでも、詩穂
「花音せんぱいもいっしょで、ミミ、安心したよっ」
「うむ、なによりじゃ!」
「カノン! シホ! おかえりっ!」
「ようやく終わったのですわね……」
中学生組が花音と詩穂の無事を心から喜んでいた。
「これで一件落着だな!
「ゆりもね」
「うん……
「は~ん♡ かわいい二人が戻ってきてくれて、れんげもしあわせ~♡」
「これからどうする、明日葉?」
「まずは
そう言って明日葉が通信
『星守クラスに伝達します……』
どこか
『七嶋葵の……居場所を
その一言に、それまで