第十一章:世界一の名店に
「ロールちゃん、宝物の世界から戻ってきて。王様からもらった小切手もしまうよ。そんなに握り
『もういい加減にしてほしいニャ』
「へぁぁ~」
ネッちゃんと
はぁぁ~とか、ほぁぁ~とか、呟いているロールちゃんを揺すっていると、キャンデさんが帰宅した。
「お帰りなさい、キャンデさん」
「ああ、ただいま。ほら、今日の
「ありがとうございます! ……うわぁ、〈コブラボア〉ですね! なんて、おいしそう……」
「後で下処理を手伝ってやる」
〈コブラボア〉。見た目はちょっと小型の
さて、そろそろ営業の看板を出そうかな。そう思って、
「『あっ! 開店したぞー!』」
「…………え?」
お店の前には見たこともない大行列ができていた。いや、お客さんたちは見たことが……。
『レベッカ殿! お久さリスね! あのときの味が忘れられず、また来ちゃったリス!』
「ス、スクアーさん!」
「お久しぶりです、レベッカさん。
「よっ! またうまい飯食わせてくれ」
「今日は私史上初、星五つ差し上げる日かもしれませんね」
「ロビン君! それにナサリエル君とフィオナちゃんも!」
『こんにちは、レベッカさん。また一族総出で来てしまいました』
「ミレーヌさん! エルフの皆さま
『レベッカ、メシ食わせロ』
「ガルグさん
『あれから、
「レベッカさん、あなたのおかげで幸せに過ごせています。その節は本当にありがとうございました」
「グリゴリーさんにフランソワーズさん! お幸せそうで何より!」
「レベッカ嬢、お主の料理がどうしても忘れられなくてのぉ。また作っておくれ。まさしく世界一の名店じゃな、ホッホッホッ」
「王様! この前ぶりでございます! 衛兵の皆さんも勢ぞろいですね!」
今までのお客さんたちが
「皆さん、どうぞどうぞ! お入りください! さあさあさあ!」