「あ、あの~、これはいったい……」
『私の領地で採れたダイヤの原石だ。君たちに対する正直な気持ちだ。……受け取ってくれるか?』
グリゴリーさんの瞳はダイヤモンドのように
「も、申し訳ございません。お気持ちはありがたいのですが、さすがに
「お気持ちもダイヤもありがたく
「はわわ……」
『喜んでくれて何よりだ』
グリゴリーさんは嬉しそうに笑ってらっしゃった。も、もっと適したお
「レベッカさん」
外に出たとき、
「フランソワーズさん、今日はありがとうございました」
「お礼を言うのは私ですわ。お料理、とっても
フランソワーズさんは私の手を握り、お礼を言ってくれた。感動で目がうるうるしちゃう。また会えたらいいな。
『さて、私たちはそろそろお
「ええ、グリゴリー様」
グリゴリーさんはフランソワーズさんをそっと抱く。森へ向かおうとした二人を見て、心配になった。月明かりは出ているけど、まだまだ夜は深い。
「あの、歩いて帰るんですか? 夜の森は危険ですから、もしよかったら
『心配ありがとう。だが、問題ないさ』
グリゴリーさんがマントを広げると、黒くて大きな
『では、また会おう!』
「今日は本当にありがとうございました!」
「「お元気でー!」」
「お前たちならどんな運命にも勝てる!」
『また来てニャー!』
月夜に飛び立つグリゴリーさんとフランソワーズさんに、いつまでも手を
〝カフェ・アンチドート〟初のプロポーズは、大成功で終わった。