目指せ、職業婦人への第一歩

散々跪いて師匠の足に靴下を履かせ終えた直後に、まるでご褒美のように降ってくる唇。七年前に拾われた時からずっと続く朝の治療。

でも師匠のあの不思議な旧友が訪ねてきた三日前から、唇が触れる時間が以前よりも長くなった。だから心臓の機能は三日前から跳ね上がっている。でも唇が離れた時にすぐ薄目を開けて、その深紅の双眸が悪戯っぽく見つめてくるのを視界に入れることがやめられない。