流石に目を疑うような金額が並んでいては、別の話だわ。

 生真面目な叔父の性格を考えてもとても返済しきれないような額の借金をしたり、身内がそうすることを許すタイプとも思えないし。

 もし、する必要があるとしても、その場合、叔父様はお父様を通して金策をされると思うのよ。

 この慌てようを見ると、これは叔父に内緒の借金に違いないわよね……。

 お母様や私のように、個人的な蓄えや収入源を持っているなりして返せる当てがあるわけでもないでしょうし。

「ねえ、エリザベスさん。あなた、何か誤解しているようだけど……きちんと返す当てがあるのよ。だから安心してちょうだい、ほらっ! それよりお話の続きをしましょうよ、ねえ」

「叔母様、この状況で街の人間に彼を紹介するなんて到底無理な話ですわ」

「店や職人を頼らなくても構わないわ。あなたも見て分かっているでしょう? 彼は一人で店を構えるだけの腕があるのよ。そうだわ! なら、あなたが出資者になって店を構えればいいのよ。それならこの街で仕事をすることに変わりはないもの」

「叔母様、余計に無茶な話を始めた自覚はあります?」

「無茶ではないでしょう? エリザベスさんもデルフィーヌ様と同じようにお仕事されているじゃないの。王都でしたように店を一つ作るだけよ。あなたの名前を貸してくれさえすれば、この街で失敗することもないでしょう」

 だから損にはならないわと告げる必死の形相の叔母と、話が突然飛躍してうろたえているレナードの顔を交互に見つめた。元からこれが目当てだったわけじゃなさそうね。

「ふっ夫人、私はこの街に王都にはない技術ものを学ぶために来たのでっ……」

「いいのよ、あなたのお父様の店が掲げていた王妃様の名前よりは劣るけど、この街でならこの子の名前は王妃様以上の価値があるわ。そしてこの子にあなたの作ったドレスを着させて舞踏会に出させればいいの、王都の店の盛況具合をあなたもよく知っているでしょう」

 経営は男性がするもの、高貴なものは働かず下のものを使う……みたいな古い世代にありがちな貴族令嬢の叔母の理解力からすれば、お金儲けはさも簡単そうに見えているのか、気まぐれで無理難題を押し付けようとし始める。

 私や母の努力や苦心はないものというか、男性の助けがあってのものだと思っているのかもしれないわね……。

 それについては言っても仕方がないことだけど、ちょっと待って。王妃様の名って……。

「レナード、あなた……」

「リズ、彼の方はもうしばらく待ってくれるかい?」

 頭に浮かんだ疑問を晴らそうと声を上げたと同時に、叔母を見据えたままのカイルが言葉を被せて私の発言を制した。

「まずは夫人の方から片付けよう」

「……片付けるだなんて、いくら大公閣下でもあんまりですわ」

 まるで面倒ごとのように言い放たれた叔母が声を上げた。

 実際面倒ごとを持ち込んだのも、それをさらに大きくしようとしたのも叔母なのだし、フォローするつもりも起きなかったから彼の指示に従って口を閉じた。どうやら全ての元凶のようだし……。

「さて、レナード。この請求先は君の働いていた店で間違いないかな?」

「はい。夫人は私がまだ見習いで店に入る前から父を贔屓ひいきにしてくださっていた顧客です」

「それぞれのドレスの値段は安い方だと思うが、枚数がすごいね。よほど頻繁に茶会やサロンへお通いになっていたのかな?」

 同じものを着ているという目で見られたくない、というのは今現在私が直面している問題でもあるのでその気持ちは分からないでもないけれど、あまり裕福でない家のご夫人や令嬢は参加する席をある程度絞るだろうし、手持ちのものにある程度リメイクやアレンジを施して別物を着ているように振る舞うものだ。

 夫の事業のあと押しのため社交界でも顔を繋ぐ必要があり努力を惜しまないご夫人もいるけれど、王宮に勤めている叔父にはそういう助力はあまり必要ないだろう……と、思う。それにあそこまで焦る叔母を見れば、叔父に黙って積み重ねた借金に違いない。

「溜まったツケの額を減らすなり、なくすなりの約束でもしたようだ。条件はなんだろうね、後継者をこの街で成功させることかい?」

 確かにロゼウェルに吹いた流行の大きな流れに乗ろうと王都から職人が流れ込んでいるので、何かの縁がなければよい職人の勤める大店に入るどころか小さな工房ですら見習い希望者があふれていると聞いた。

 この街の領主であり、事業の大半を押さえ大きな商会長たちとも懇意にしている当家の口利きがあれば無理を通せるかもしれないけれど、お父様やお母様も商会長たちに要らない借りを作ることなんてまずしないだろう。

 ……ああ、だから私に白羽の矢が立ったのかしら。

「我が家の事情なんて閣下に関係のないことですわ。口出しなさらないで」

「関係なら大いにある。夫人は私の明けの明星いちばんぼしを侮った」

「は……? 何をおっしゃって…………」

 ダンスホールでカイルが私をそう呼んだからどうにか理解したけれど、叔母の気持ちがちょっぴり分かってしまう。というかこんな状況なのに、あの時を思い出して頬に熱が集まってしまい、ものすごく恥ずかしい……。

 思わず頬を赤らめていれば、傍にいたマリアを含む侍女たちの視線が私へ集中していることに気付く。まあ、とばっちりを受けたくないから叔母へ視線を向けたくはないだろうし、カイルの顔を不躾に凝視するわけにもいかないのは分かるけれども!

 なんで、そんなロマンス劇を見ているかのような瞳で見てるのよ……ああユーリカたちまで、あなたたち、さっきまで喧嘩けんかしてたでしょ? なんで手を取り合ってこちらを見てるのよ。こら、うっとりしない!

「それに辺境伯家は領地も隣り合わせで私の両親も世話になっている、私にとっても家族のような方々だ。そんな人たちの不利益になりそうな芽を見逃すとでも? ……まったく、あのまま大人しくしてくれていれば私の知り得たことを表に出さず心のうちに留めるなり、問題になりそうなら夫君たちも穏便に済むよう話をしようと思っていたのに、残念だよ」

 流石に知ってしまったので放置はできないが叔母の不利益にできる限りならないよう、私や母を丁重に扱うことを条件にすることと引き換えに解決への助力をするつもりがあったとカイルが告げた。

 叔母がきちんと問題に向き合い反省してくれるのであれば、私だって協力を惜しむ気はなかった。誘惑に負けてしまったり失敗することは、誰にでも降りかかる問題だろうから。

 でも叔母はさらなる甘言に乗り、私を利用することで解決しようとした……のよね。身内に不幸が降りかかってできてしまった借金なら助力する気も起きるけれど、自分の見栄のために叔父の目を盗んで拵えた負債へ手を貸す理由はないもの。

「そうですね。私やローズベル家の資産を勝手に利用する気でいてもらっては困りますわ」

「辺境伯にこの話は報告済みだ。今日の話の方向次第では穏便に済ませようという方向で話をしていたが罪を犯した人間をこの屋敷に引き入れたうえ、ロッテバルト侯爵夫人の資産へ手を出そうとした。官憲に突き出されても仕方がないことをしている自覚はあるのかな?」

「そんなことされたらあの人……フィリップに離縁されてしまうわ! お願いよ、やめてちょうだい」

 自分のやろうとしていることは罪なのだとカイルの言葉で理解したのか、悲鳴に近い声を上げてカイルにすがりつく。その矢先、応接室の扉がノックもなしに開かれた。

「やめないか、テレーズ!」

「あなた!?

「叔父様!?

 突然開いた扉へ顔を向ければ、飛び込んできたのは私の叔父に当たるフィリップ・ワルド子爵だった。到着した早々こちらに来たのかしら、旅装姿と乱れた髪に叔父の慌てようを感じ取れる。

 そんな叔父は叔母へ目もくれず。私たちへ近づくと、カイルの前で深々と頭を下げながら膝を折った。

「リューベルハルク大公閣下、エリザベス。大事となる前に知らせてくださり誠にありがとうございます」

「王都からは既に離れてこちらへ向かっているだろうと思っていたから、すれ違いにならなくて何よりだ、ワルド子爵」

 先ほど叔母に向けていた温度を感じさせない冷淡だった声色が温度を取り戻し、叔父に向けられる。ああ、これは叔父に関しては怒りを覚えていないのだろうと少しだけホッとした。

「いくら仕事で忙しかったとはいえ、妻のしでかしたことに気付きもせず今まで放置していた私の落ち度でございます。もちろん兄たちに迷惑をかける気もありません。私の持つ爵位と財産全てを売り払ってでも負債を返済する所存でございます」

「あ、あなた……そんなことしなくてもいいのよ。もうあの店主とお話はついているの、それに爵位を売るだなんてあなた正気ですの……ッ!!

「話がついているだと? そこの若者たちや親類の大事なご息女、そして我が兄の大事な愛娘であるエリザベスを己の利のままだけに利用して成しえる話など、道理としても通るわけがない。君は自分が何をしようとしたのかも自覚がないのか?」

 大きな声を上げた叔父を見るのは、これが初めてだった。貴族らしくないと立ち振る舞いを叔母に叱られて困った顔を浮かべながら笑っていらっしゃる姿が想像できないほどの強さだった。

「子爵。夫人の沙汰については、このあと辺境伯たちも合流してから話し合うことにしよう。それまで夫婦でじっくり話し合っておくといい」

 叔母も叔父に怒鳴られたのは初めてだったのだろう、この部屋で顔を合わせた時とは違い、しおれたような姿で叔父に手を引かれながら部屋を出ていく。扉の向こうに控えていた当家の騎士の姿を見て一瞬びくついたように見えたのは、自分の罪が投獄されかねないことだと理解したからかしら。

 実のところ、名前を貸してほしいとのやり取りがそこまで重い話題になるとは思わなかった……というのは心に秘めておこう。

 王都でもようやく芽吹いてくれた信用に関わるから気軽にはできないことではあるけど、叔母の剣幕に耐性がない自覚はあるから、カイルがこの場にいなかったら……と思うと自ら最悪の選択に踏み込みそうで小さく身震いしてしまう私だった。


 部屋を出ていく叔父たちを見送ったあと、応接室に残された私たちの周りには静寂が広がっていたけれど、それを破ったのはカイルの声だった。

「大丈夫、子爵の身分や財産が失われるようなことにはさせないよ」

「そうなの?」

「ああ、あの場で厳しく告げたのも、夫人自身が自分の思うまま利己的に振る舞えば大事なものを全て失いかねないと悟らないといけないからだ。これで少しは身に染みただろう」

 あれで、少しなんだ。

 そうカイルにすら思われてる叔母様ってめるわけじゃないけど、なんだかすごい人なのね……。

「子爵が失脚でもしたら、限りある有能な官吏をダメにするなとナイジェルから怒られるだろうし、かといって君に何か不利益が生まれたり傷つきでもしたらオリヴィア様から恨まれかねない。いい塩梅あんばいに収まりそうだ」

 ──王族案件になりかねなかったのね。それは確かに大事になる前でよかった。

 でも矛先がカイルに向いていたような……?

 でも王妃様にそこまで心配していただいていたなんて、ありがたいというか……くすぐったいというか不思議な気分。

 ひと月前は雲の上のような憧れの方だったのに……。

「さて、次は君たちの番だ」

 扉の方へ視線を向けていたカイルが、再び部屋の奥にいるユーリカたちへ振り返る。

 すっかり観念し切ったようにうつむくレナードと、その傍に寄り添うユーリカ。

 これが彼らの当たり前の距離だったのかしら。

「僕が積み重ねた罪を償う覚悟はできています……大公閣下」

「この件に関して処分を決める役目は僕ではない。頭を下げるべき相手は他にいるだろう?」

「は、はいっ」

「ただ、その前に一つ、君へ問おう」

 視線を寄り添うユーリカへ向けるよう頭を起こしたレナードに、カイルが話しかけると、レナードの頭が再び下がる。

「なんなりとお聞きください。どのようなことでも正直に告白すると誓います」

「いい心がけだ。では問おう、レナード・ルウゼ。君はあのサギー・ルウゼの後継者なのは間違いないはずだ。どうして店の名を出さなかった?」

 それどころか、彼はファーストネームしか名乗らなかった。

 ラストネーム、いわゆる家名を表す名字を持たない庶民は多いが、商人は店の名と格を上げるために名字を名乗る人が多いし、店の名が職人としての大きな後見にもなる。

 それがないまま見知らぬ土地で働くのなら、見習いからの再スタートになるかもしれない。今回は彼の腕を見せるという行為がなければ、私も戦力としての紹介はできないと断ったかもしれないし。

「出したくなかったのです。過去にしがみつき、あのように貴族まで騙して再び成り上がろうとしている親の名を。僕もその立場を利用していたけれど、そうでもしないとあの場所から逃げ出すこともできなかった。僕には誰にも負けない技術がある。でも……未来がなかったのです」

 自業自得ではあったけれど、王妃様から捨てられたルウゼの名は職人からすれば呪いなのだろう。

 彼の名を聞けば、王都の他の店が彼を雇い入れるわけもない。

 古い伝統に凝り固まった貴族や資金力のない下級貴族が偽物のドレスを安く買うから、どうにか店として体裁は保てていた。だがそれも、王都へ吹いた新しい風が吹き飛ばしてしまうかもしれない不安が渦巻いた。

 …………だから叔母の誘いに乗ってしまった。

 ロゼウェルで伝手を作れれば王都のしがらみから逃げる手立てが作れるうえ、自分の腕があれば成功するはずだという望みに縋った、と告げる彼の目から溢れる涙は、その未来が閉じていく絶望なのか、それとも彼女を自分の利己的な思惑に巻き込み危険な目にあわせた後悔からか……どちらなのかしら。

「焦るあまり、ユーリカを騙してあんな場所に一人で置き去りにしてしまった。ユーリカは何も知らない弱い女の子だから、きっと罪に問われず保護されるものだと思い込んでいた……ユーリカ、もう謝ったところで許されることじゃないのは理解してる。今さら謝罪だなんて遅すぎるって分かってるけど、ごめん、本当にごめん。大切な幼馴染を犠牲にしていいことじゃなかった」

 彼の謝罪の声のあと、聞こえるのはユーリカの言葉だろうかと私もカイルも周りの使用人たちも誰もが口を挟めずにユーリカたちを見つめていると、部屋に響いたのはユーリカの声ではなく甲高い衝撃音。


 パァン!


 ユーリカの右の手のひらが、レナードの頬にクリーンヒットした音だった。

 そして彼自身、ユーリカの行動を予測もできなかったようで、そのまま横に流れるように倒れ込み、頬を押さえたまま彼女を凝視して固まった。

「ホント! ほんとに遅いのよ! ほんの一言迎えに来るからって言ってくれるだけでよかったのに。私は馬鹿だから、あんたのその言葉だけでおばあちゃんになっても待ってたわよ! ただの幼馴染で恋人というほど近くなれなくても頑張るあなたを見ているだけでよかったのに、一緒になろう、店を持とうって言うからぁ……信じちゃったのに。目が覚めたらあなたがどこにもいなくなっていて、宿屋のおじさんに怒鳴られるよりもあなたが黙っていなくなるほど、私はそんなに信用されてなかったのかって、それがどれだけ怖かったのか分かってないでしょ!」

 私と出会ったばかりの時は捨てられたと彼を恨んで通報に協力したけれど、時間が経てば経つほど彼のことが気になって、もしかして事故にあったり事件に巻き込まれたのじゃないかと無事をただ知りたくて、休みになる度ロゼウェルの仕立て屋を回って彼を探していたと、彼女は続けた。

 熱心に職探しをしていたのかと思ってたけれど、助けた私たちにそんなこと言えないものね。

 そんな不安を抱えながら過ごす日々はどれだけつらかっただろう。

 あの裏庭の小さな小屋の中で、カイルからもらった押し花を眺めながら誰にも知られてはいけなかったあの寂しさを思い出して胸が苦しくなった。

「お、奥様。立て替えていただいた宿代やロゼウェルまでの馬車代はもちろん、彼が迷惑をかけた全てを私が責任もってお返しします。どこにでも謝罪に行かせてもらいます。私のためにしてくださったご恩を仇で返してしまうようで申し訳ないです、でもレナードを、彼を許してください」

 ユーリカがレナードの前に立ち、私たちに頭を下げる。

「宿の代金は払ったから、被害にあったのは騙されたことだけだけど……ユーリカはそれでいいの?」

「はい、謝ってくれましたから。これが最後だけど騙されてあげます」

「だ、騙してなんて……」

「お父様のこと嫌っているのに時折見栄を張って同じ振る舞いをするの、気付いてるよね。その度に後悔してるから騙されてあげていたけど、もうここにはお父様もいないしあの店の名もあなたの背にないわ。だから騙されてあげるのは、もう最後だから」

「うん、うんっ……分かったよ、もう黙って勝手なことをしない」

「それに私は幼馴染のままなの?」

「……こんな僕でいいのかい? でも……約束する。もう泣かせないから、傍にいてください」

 なんだか丸く収まるどころか、出来のよすぎるお芝居を見ている気持ちになるくらいの大団円。

 あ、でもカイルの意見も聞かないとダメよね。私が無理やり巻き込んでるんだから。

 ……と思ったから、そうするべく、隣に立っているカイルに視線を向けた。

 同じようなタイミングで彼も私へ何か囁こうと腰をかがめたから至近距離で視線が重なってしまい、さっきまで少し苦しかった胸が大きく高鳴った。そんな場合じゃないのに胸の高鳴りがなかなか収まってくれなくて、このドキドキする胸の鼓動が彼に聞こえてないかって気になって仕方ないけれど、目の前の騒ぎを収拾させないと……。頑張れ、私。

「レナード。ユーリカがあなたを罪に問わないと言うのなら、私も事を荒立てるつもりはないわ。ギルドや商会長、街道警備の人たちへは解決したと話をしておきます。でもお金はあなたがきちんと働いて返すと約束してちょうだい」

「はいっ、もちろんです……。仕立ての仕事でなくてもどこかの家の下働きでもなんでもして返します」

「なんでも……、ね。そう……なんでも」

 ああ、今気が付いちゃった。

 ロゼウェルの街中捜し歩いても見つけられなかった『手の空いている仕立て職人』が目の前にいるわ……。

 しかも飛び切り腕の立つ。

 王都にはないデザインのドレスを模倣であれ、見ただけのものをあの日数で問題点すら改善して、それも一人で完成させているのだもの。腕が立つって自分で言うのも分かるほどの腕よね。

「私のドレスを仕立て直すお仕事も、その『なんでも』のうちに入るかしら」

「……リズッ!?

「奥様!?

 レナードの隣に立つカイルの背中から顔を覗かせて告げた私のお願いに、応接室がまた騒がしくなった。