「おめでとうございます、リュー坊ちゃん、リーン!」
と、いつも冷静なセバスチャンのちょっと興奮気味な祝意。
「リュー坊ちゃんとリーンなら、合格すると思っていましたよ! がはは!」
と、いつもテンションが同じの領兵隊長スーゴ。
そこに、祖父カミーザと祖母ケイがやってきた。
「どうやら、合格したみたいじゃの。おめでとう二人とも」
と、祖父カミーザがいつもの落ち着いた感じで祝福してくれた。
「あらあら。今日はお祝いね。準備しないと」
と、祖母ケイが同じく落ち着いて、料理人達に声を掛け始めた。
「それにしても王立学園に三位と四位で合格とは、誇らしいな。一位の王女殿下と二位の公爵の子息は、やはり上に立つ者の貫禄だな」
父ファーザは上位の二人の事情を知らないので、素直に感心していた。
リューも敢えてその辺りは説明しない事にした。
リーンもそう思ったらしくリューに視線を向けると頷く。
それに本当に優秀なのかもしれない。
その辺りは実際に目にしてないのだから、ここで言う事ではないだろう。
今は祝福してくれる家族と一緒に合格を喜ぼうと思うリューであった。