あとがき
本作をお読みくださった皆様、誠にありがとうございます! 私は書く猫と申します。
本作『赤き覇王』は、私にとっていろんな意味を持つ物語です。『強くてかっこいい主人公を書いてみよう!』という思いで書き始めて『結局強さとは何だ?』という疑問を覚えるようになり、その答えを自分なりにまとめた物語です。
やっぱり強さは筋肉だろう! だから筋肉の人を主人公にするべき! でも腕力だけでは駄目だ! 知識も必要だ! ちゃんと勉強させるべき!
しかし筋肉と知識があっても、まだ『本物の強さ』には足りなかったのです。一体何が足りないんだ? その答えを探し求めて、主人公のレッドは自分なりの道を歩き出しました。そして彼は気付きます。答えに辿り着くためには、多くの人の力が必要ということに。
私も同じです。この物語を書き始めたのは私一人の意志でしたが、物語を完成させているのは多くの人の力です。物語を読んでくださった読者の方々、いつもありがたい助言をくださった出版社の方、素晴らしい絵を描いてくださったイラストレーターの方、小説を校正してくださった方、印刷してくださった方……多くの人の力があって、この物語を書き続けることが出来たのです。
たまに不思議な気持ちになります。強さを求めているレッドの姿を書いている内に、私も彼からいろんなことを学んでいるような気がします。まるでレッドのことをすぐ近くで観察して、彼の生き様を記録しているような感じです。
皆様がレッドの生き様をご覧になり、楽しんだり何かを感じたりしてくださるのなら物書きとして最高の栄誉です。私が物語を書いてきた意味があったと言えます。
この物語を完成させてくれた多くの方々にもう一度感謝の言葉を申し上げます。そして、いずれまた皆様にもう一度お会いできますよう。
書く猫より。