あとがき


初めまして、鳥助と申します。この度は「転生難民少女は市民権を0から目指して働きます!」をお手に取って頂き、本当にありがとうございました。この作品を書き始めた頃は書籍化なんて考えず、自分の書きたいものを書きたいように書いていました。書くの楽しい、投稿楽しい、そんな楽しい日々に突如として書籍化の話が舞い込んで来ました。当時は飛び上がるくらいに驚いて、信じられませんでした。


書きたいものを書いた、と言いましたが元になった話は「転生難民少女」とは全く違う内容でした。元になった話は私個人が勝手に脳内で展開していた物語になります。もし、その空想の中の物語にタイトルを付けるとしたら「世知辛い成り上がり」だったでしょう。

元になった空想の中の物語はとにかく世知辛いことのてんこもりでした。「転生難民少女」では食べ物は配給されていましたが、元の物語にはそれがなかったのです。だから、食べるものは全部自分で見つけなければなりませんし、自分で調理をしなければなりません。食糧を得られない日とかもありますし、毎日食糧のことで頭が一杯で現状を改善する余裕すらなかったのです。

大きく違うところもあります。それは、出会う人々のことです。「難民転生少女」では出会う人たちがいい人ばかりで、それでリルが生きていけるようなところがあります。ですが、元の物語は出会う人たちが良くない人ばかりだったのです。例えば集落の中ですと、同じ難民の人たちは冷たくて、リルの世話なんて焼きません。難民同士も協力し合わず、それぞれが自分のためだけに動きます。

町の中でもそうです、冷たい人どころか悪い人ばかりでした。リルが折角稼いだお金を盗もうとしたり、恫喝や脅迫をされたり、騙したりと散々なことが沢山あります。その中で七転八倒をしながらも、地道に自分の生きる道を探して進んでいく、というのが元の物語になります。

実際、物語を書こうと思った時に「こんなに世知辛いことばっかりじゃ苦しい。もっといい話にしたい」という思いが芽生えて、今のような「転生難民少女」の話に変わりました。空想していた頃と大分話の内容は変わりましたが、今の物語が大好きです。リルが一生懸命に頑張りながら現状を良くして、周りの人の協力を得ながら進んでいく温かい物語は書いていても癒されます。「転生難民少女」を読んでくださった皆様はどんな感想をもったのでしょうか。よろしければ、ご感想を頂けるととても嬉しいです。


「転生難民少女」に関わってくださったTOブックスの関係者の皆様、編集担当のH様、本当にありがとうございました。特に編集担当のH様には様々な助力をしていただき、「転生難民少女」を出版まで辿り着くことができました、重ねて感謝申し上げます。

素敵なイラストを描いてくださったnyanya様、本当にありがとうございました。想像でしかなかったリルたちの姿が目の前に現れた時の感動は忘れません。沢山の可愛いイラストを描いてくださり、ありがとうございました。

小説投稿サイトで「転生難民少女」を見つけて読んでくださった読者様方にも厚くお礼を申し上げます。数多く存在するの小説の中で見つけただけじゃなくて読んでくださったこと、本当に嬉しく感じています。これからも投稿していきますので、続きを追ってくださったらとても嬉しいです。

見守ってくれた家族へ、みんなが温かく見守ってくれたお陰で「転生難民少女」を書くことが出来ました、本当にありがとう。

最後に、「転生難民少女」を手に取ってくださった方へ心から感謝申し上げます。二巻で会えることを楽しみに待ってます。