「文字と記号は読めますか?」

「あの、読めないんです」

「それでしたら代読いたしますね」

そうだ、この世界の文字読めないんだった。読めないのは受ける仕事に制限が出てくるはずだから、仕事の幅を広げるためにも文字と記号の勉強もしないとね。

受付のお姉さんの話では、私のステータスは以下の通りだった。


【名 前】 リル

【年 齢】 十一

【職 業】 難民

【 力 】 D

【体 力】 D+

【魔 力】 C

【素早さ】 D+

【知 力】 C+

【幸 運】 B


「リル様は幸運が一番高いですね。次に知力です。横についている+はもう少ししたらランクが上がる印です。体つきはまだ子供なので能力値は低めですね。魔力があるようですが、魔法は使えますか?」

「いいえ。魔法はどこで教えてもらえますか?」

「ギルドの三階に図書室がありますので、そこにある本で知識を得たりですね。あとは他の冒険者に魔法を教えてもらったりです。魔法を教えてもらうために仕事で依頼することも可能ですよ」

魔法、魔法が使えるんだ! 絶対に魔法を習って使ってみたい。あ、魔法よりも先に文字を覚えないと、本が読めないよね。

「文字を覚えるのも三階に行けばいいですか」

「はい、三階に文字を覚える本もあります。詳しくは司書にお尋ねください。何か分からないところがありましたら、答えてくれますよ」

よし、仕事の合間に文字の勉強を進めないといけないね。急にやることが多くなってきたなぁ、焦らずに一つ一つクリアしていこう。日常のお手伝いも忘れずにしないとね、冒険者になったとしてもまだ難民なんだから。

「では、最後に仕事の斡旋に移らせていただきます」

さて、どんな仕事があるのかな。