3 川へ水汲みに

配給を食べた私は取っ手のついた水桶を持って川へと向かっていた。私は歩きながら食料を探す。森の中を注意深く進みながら、転ばないように歩いていく。

木の実がないか茂みを観察して、キノコがないか木を観察している。失った信用を獲得するため水汲み以外の仕事もこなしていこうと思う。あとは少しでも具の入ったスープを飲みたいから、という欲望も入っている。

辺りを見渡しながら進んでいくと、木にキノコが生えているのを見つけた。やった、食べられるキノコだったらいいな。

駆け足で近づいてみると、焦げ茶色でヒダヒダしているキノコが生えていた。これは見たことがある、名前は知らないけど食べられるキノコだ。私の顔半分くらいある大きさのキノコを両手で包み込んで、揺らしながら優しく引き抜く。

少しだけ木の中にキノコが残っちゃった、失敗しちゃった残念。採ったキノコを水桶の中に入れると、近くの木に他にもなっていないか見回る。一つキノコが見つかると、同じキノコが近くにあることがあるからだ。きっとキノコの菌が他の木に移るからだろう。

注意深く見回っていると、また発見した。今度のはさっき採ったキノコと比べると少し小さい、ちょっと残念。

今度は失敗しないように丁寧に丁寧に抜き取る。と、今度は跡が残っただけで上手に採れた。嬉しくなってちょっと笑顔になる。

「ふふっ、今度も綺麗に採れたらいいな」