ああ、もちろ──え? 俺、そんなこと言ったっけ。
俺が言ったのは、独りになっちゃダメで、文芸部が一緒にいるって……あれ?
「えっと、その、まあ確かに一緒にいるって言ったよね。ええと」
「ありがとうございます。私、不安で。でも、こんなこと言ってもらえるなんて思ってもいなくて。あ、やだ。こんなところで泣いちゃうと、あざとい女だって言われちゃいますね」
フフッと笑いながら涙をぬぐう
バタン。その時、部室の扉が勢いよく開くと、二人の旧部員が飛びこんできた。
「白玉ちゃん、ちょっとコレ借りてくね!」
「こ、こっちこい、コレ!」
「え、ちょっと」
コレこと俺は、強引に
「
「つ、つもりなの、か?」
「いや、そんなつもりはなかったけど、流れってあるじゃん? こう、空気的なものが」
「いつもは読めないのに、なんでいまなの?! それこそ空気読みなさいよ!」
「は、反省しろ!」
みなさん、俺批判はやめてください。
この場をどうやって乗りきろうか考えていると、部室の扉がゆっくりと開き、中から白玉さんが顔をだす。
「あの……なにか私、ご迷惑おかけしてますか?」
俺たちは無言で視線を交わすと──